八木勇征(「FANTASTICS」)が主演し、井上祐貴、櫻井海音、椿泰我(IMP.)が共演する映画「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」の場面写真17点が一挙公開された。
本作は3月31日をもって放送作家業と脚本業から引退した鈴木が、「辞める前にどうしてもこの作品を作りたかった」という熱い思いで原作・脚本を手掛け、同名人気朗読劇を映画化したもの。WOWOWのドラマ「アオハライド」などを手掛けた木村真人監督がメガホンをとった。
舞台は、田舎の小さな村。この村の少年たちは18歳になると、「この村で生まれた男の子は、人生で一度だけ魔法を使うことが出来る。ただし、20歳までの2年の間に使わなければならない」と告げられる。村の大人の男たちが過去にどんなことに魔法を使ったのかは、自分たちが魔法を使うまで知ることは出来ない。4人の男子高校生アキト、ハルヒ、ナツキ、ユキオは「何に魔法を使うか?」を考え始める。
17点の写真には、幼少期から常に一緒に過ごし、高校生になっても仲睦まじい4人の姿、そして「魔法」に関する秘密を知ったときの真剣な表情などがとらえられている。
ピアノの才能がありながらも、かつてプロのミュージシャンを目指していた父から反対され、東京の音大へ進むことに葛藤するアキト(八木)。生まれつき体が弱く、周りに上手く馴染むことができなかったハルヒ(井上)。アキトはハルヒにとって最初にできた友達で、そんな特別な存在であるアキトと駅で向き合う姿には寂しさが漂いながらも、確かな友情を感じさせる。
夢を追うアキトとは対照的に、プロのサッカー選手になるという夢を諦めざるを得なかったナツキ(櫻井)は将来への不安や焦りを抱えており、人一倍「魔法」に対する気持ちが大きい。自分の父親が抱えていた意外な秘密にショックを受けるユキオ(椿)もまた、自分の進むべき道への覚悟を決め、アキトと共に高校卒業を迎えようとしていた。
進路、仲間との別れ、叶わなかった夢への想い。18歳という人生の岐路に立つ彼らが、「人生で一回だけ魔法が使える」という秘密を胸に抱えながら、大人への階段を登っていく。写真には、そんな彼らを見守り、向き合い、導いていく登場人物たちを演じる田辺誠一、笹野高史、カンニング竹山、阿部亮平、馬渕英里何の姿も収められている。
「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」は25年2月21日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。