ジェシー・アイゼンバーグの監督第3作に、ジュリアン・ムーア(「メイ・ディセンバー ゆれる真実」)とポール・ジアマッティ(「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」)が主演することがわかった。ムーアはアイゼンバーグの2022年の長編初監督作「僕らの世界が交わるまで」に主演している。
米Deadlineによれば、アイゼンバーグが脚本を執筆したタイトル未定の新作は、内気な女性が地元の劇団のオリジナルミュージカルに出演することになり、頑固で得体の知れない演出家のもとで役柄に没頭するうち、緊張感あふれる舞台制作の世界に魅了されていくというコメディミュージカル。アイゼンバーグは作曲も手がけるという。エマ・ストーンの製作会社フルート・ツリーとアイゼンバーグがプロデュースし、2025年初頭にクランクインの予定。
映画「ソーシャル・ネットワーク」「グランド・イリュージョン」の俳優として知られるアイゼンバーグは監督第2作「リアル・ペイン 心の旅」が高評価を獲得し、オスカーレース参戦が期待されている。同作は、ニューヨークに住むユダヤ人のデビッド(アイゼンバーグ)と従兄弟のベンジー(キーラン・カルキン)が祖母の死によって再会し、ポーランドのアウシュビッツまでのツアー旅行に参加しながら自身の内面と向き合う物語。25年1月31日から日本公開される。