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「野生の島のロズ」綾瀬はるか、主人公ロボットの吹替え声優に! 柄本佑、鈴木福、いとうまい子らも参加 本予告&本ポスター完成

映画.com 2024年11月28日 8時0分

 綾瀬はるかが、ドリームワークス・アニメーションの最新作「野生の島のロズ」の日本語吹き替え版で主人公ロズの声を務めることがわかった。柄本佑、鈴木福、いとうまい子ら、ロズを取り囲むキャラクターの声を担当する吹き替えキャストも発表され、本予告と本ポスターがお披露目された。

 本作は、野生の島で起動した最新型アシスト・ロボットの「ロズ」にひょんなことから愛情が生まれ、動物たちと共生し、島の危機を乗り越えていく感動の物語。原作は、アメリカの作家ピーター・ブラウンによる「野生のロボット」シリーズ。2016年に出版された「野生のロボット」はニューヨーク・タイムズのベストセラーリストで1位を獲得したほか、チルドレンズ・チョイス・アワードの年間最優秀イラストレーター賞や、ニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞等を含む数多くの文学賞を受賞した。

 監督・脚本は、「リロ&スティッチ」や「ヒックとドラゴン」などを手掛けたクリス・サンダース。製作は、「ボス・ベイビー ファミリー・ミッション」「カンフー・パンダ」シリーズのジェフ・ハーマン。本国声優キャストには、ロズ役のルピタ・ニョンゴをはじめ、ペドロ・パスカル、キャサリン・オハラ、ビル・ナイ、キット・コナー、ステファニー・シュウらが参加している。

 主人公ロズ役で6年ぶりに吹替え声優を務める綾瀬は、「最初にオファーをいただいた時、『ロボット役は難しそうだな……』と思った」ことを明かすとともに、「ロズはプログラミングされているので、少し固くカチッとしゃべるのですが、だんだん愛しさや寂しさなどを感じるようになると、まるで人間のように変わっていく姿がとても自然で。難しいと思っていたその過程が、最後は面白く感じて不思議でした」と収録を振り返った。

 柄本は、ロズの相談相手として友情を育んでいくキツネのチャッカリ役で参加。「チャッカリは、大人っぽいクールなところと子供っぽいところの両極があるのが魅力」と話し、「本当に素敵な世界観なので、キツネのチャッカリというキャラクターのイメージを崩さないように準備して吹き替えました」とコメントを寄せた。

 鈴木はロズに育てられ、立派に成長していく雁(ガン)のキラリ役を務め、いとうはロズをサポートするオポッサムの母親・ピンクシッポ役を担う。そのほか、渡り鳥のリーダーであるクビナガ役で千葉繁(「ONE PIECE」バギー役など)、ロズを回収するために島へやってくるロボットのヴォントラ役で種﨑敦美(「SPY×FAMILY」アーニャ・フォージャー役など)、不機嫌で引っ込み思案なビーバーのパドラー役で山本高広(「逃げ上手の若君」市河助房役など)、島の野生動物界の頂点に君臨するクマのソーン役で田中美央(「怪獣8号」乃木坂十蔵役など)が参加する。

 物語は、人間の生活をより快適にするために開発された最新型アシスト・ロボットのロズが、台風の影響で行方不明となり無人島に漂着するところから始まる。“ご用件”を求めて島を歩きまわっていたロズは、偶然見つけた雁の卵が孵化する瞬間に立ち会う。子育てがプログラムされていないロズは、ひな鳥を“キラリ”と名付け、子だくさんママであるオポッサムのピンクシッポやキツネのチャッカリの協力を得ながら子育てに奮闘する。

 映像では、「翼のちいさなあの子は厳しい自然では生き残れない」というチャッカリに対し、ロズが「立派に育ててみせます」と宣言。キラリの成長を決して諦めずに見守り続け、やがて渡り鳥として巣立つ日が訪れる。キラリとの別れに直面したロズは、その瞬間、初めて寂しげな表情を浮かべ、「頭で処理しきれないほど、胸にこみ上げてくるこのあたたかい気持ちは、何て言うんですか?」と自分の中に芽生えた“心の存在“を告白する。しかし、動物たちと共に厳しい冬を超えた頃、ロズを回収するためのロボットが無人島に襲来。今や自分の居場所となった島で生きるために、ロズは自分のプログラムを超えて立ち向かっていく。

 「野生の島のロズ」は25年2月7日より全国公開。12月6日より特製エコバッグ付ムビチケ前売り券(カード)が数量限定発売される。

 吹き替えキャストのコメントは以下の通り。

【綾瀬はるか(ロズ役)】

最初にオファーをいただいた時、「ロボット役は難しそうだな……」と思ったので、収録の前に海外で見かけたAIロボットを撮影して見直してみたり、スマートフォンのアシスタントアプリに話しかけてみたりしていました。ロズはプログラミングされているので、少し固くカチッとしゃべるのですが、だんだん愛しさや寂しさなどを感じるようになると、まるで人間のように変わっていく姿がとても自然で。難しいと思っていたその過程が、最後は面白く感じて不思議でした。ロズの素敵なところは、島の動物たちを助けて、それが自分の喜びになっていくところです。
ロズだけではなく、全てのキャラクターも愛おしく魅力的で、全ての皆さんに必ず共感できるところがあると思います。

【柄本佑 (チャッカリ役) 】

オファーをいただいた時、アニメが好きなので嬉しい!という気持ちと同時に頑張らなきゃ……と緊張しました。この『野生の島のロズ』を見ながら、僕自身も恥ずかしながら泣いてしまったのですが、本当に素敵な世界観なので、キツネのチャッカリというキャラクターのイメージを崩さないように準備して吹き替えました。チャッカリは、大人っぽいクールなところと子供っぽいところの両極があるのが魅力です。最初は口を合わせるのも難しかったのですが、監督の立体的で奥行のある演出のおかげでただただ楽しくやらせていただきました。とても気持ちの良い、誰でも楽しめる作品になっていますので、大人も子供も、家族で見に来ていただけたらと思います。

【鈴木福 (キラリ役) 】

最初にこの作品を観た時、キラリの役をやらせてもらう喜びと、ロズとキラリ、そして周りの動物たちとの絆にジーンときたのですが、隣で見ていたマネージャーさんたちの方がもっと感動して涙していて(笑)。僕の演じたキラリは、ロボットに育てられた雁なので、他の鳥たちと違うところをあまりネガティブにとらえすぎず、ポジティブに進んでいく勇敢な子だと感じました。僕自身も割とポジティブなので、そこはキラリと似てるんじゃないかと思います。鳥なのに、ロボットっぽい動きを真似て、自分で「ウー、ガチャ―」と言いながら歩いたり、「変換器をオーバーヒートさせて補助冷却装置が消滅」などのロボット専門用語的な台詞があるのが難しくもあり、面白かったです。

【いとうまい子 (ピンクシッポ役) 】

最初に映画を見た時、感動してすごく泣いてしまいました。ロズが愛を知っていくのが感じられて。ピンクシッポは子だくさんで肝が据わっているお母さんなのですが、難しかったところは、普通芝居をするときよりも5倍~10倍くらいテンション高くやらなければいけないことでした。自分では感情をのせているつもりでも、いざ聞いてみると思っていたのとは全然違うところがあったりして。「いや、まだまだいけるんじゃないか」という面白さもありました。私は44歳で入った大学のゼミでロボット工学を専攻しました。ロズは、私たちが研究している現在のロボットよりかなり進んでいると思いますが、いずれはこう進化していくんじゃないかと感じさせてくれますね。

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