「ラブ・アクチュアリー」「アバウト・タイム 愛おしい時間について」のリチャード・カーティス監督が、エド・シーランの新曲「Under The Tree」のミュージックビデオのメガホンをとった。
「Under The Tree」は、Netflixの長編アニメーション「あの年のクリスマス」(12月6日配信開始)の挿入歌。映画は、カーティス自身のベストセラー絵本をアニメ化するもので、カーティスとピーター・ソウターが脚本を手掛け、ベテランのキャラクター・アニメーターでストーリー・アーティストのサイモン・オットーが初監督を務めた。
シーランとカーティス監督のコラボレーションは、2019年の映画「イエスタデイ」につづくもの。シーランは「Under The Tree」について、「子どもを持つ僕は、クリスマスに幼い子どもたちが観られる素晴らしい映画を探すのに苦労している。この曲は、父親とクリスマスを過ごすことができない映画の主人公について書いたものだ。胸が張り裂けそうなシーンは、クリスマスにひとりぼっちになってしまう多くの人が毎年経験することを描いている。みんながこの曲を気に入ってくれることを願っている」と語っている。
ミュージックビデオには、シーランの恋人役としてクローディア・ジェシー(「ブリジャートン家」)が出演。「(500)日のサマー」のように理想と現実を並行して投影される。
ミュージックビデオ初挑戦となったカーティス監督は、「彼のゴージャスな曲を正しく表現できたと思う。この曲は叙情的で、映画の重要な瞬間を解き放つ。スクリーンに映し出される以上の重層的な感情に触れ、憧れと希望に満たされるのだ」とコメントを発表。また、米IndieWireに対し、「今世紀で一番好きなロマンス映画の『(500)日のサマー』から直接拝借した。脚本家のスコット(・ノイスタッター)には手紙を書いた。彼は盗用ではなく、オマージュだと言ってくれたよ」と明かしている。