11月最終週の北米映画市場は、サンクスギビングデー(11月28日)を含む週末4日間で、サンクスギビングデーの連休として過去最高の累計興行収入を記録。大ヒットディズニーアニメの続編「モアナと伝説の海2」が、首位を獲得しました。
本作の舞台は、モアナが壮大な冒険の末に故郷の島を救ってから3年。彼女は「かつて人々は海でつながっていたが、人間を憎む神によって引き裂かれた」という伝説を知り、人々の絆を取り戻すため、再び冒険に出かけます。英語オリジナル版ではアウリー・クラバーリョがモアナ役、ドウェイン・ジョンソンが風と海を司る半神半人のマウイ役の声優として続投。デビッド・デリック・Jr、ジェイソン・ハンド、ダナ・ルドゥ・ミラーが監督を務めました。
週末3日間で、16年のサンクスギビングデーシーズンに公開された第1作の2倍以上となる、興収1億3500万ドルを記録。このオープニング興収は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ史上最高の記録となりました。また24年に公開された作品のなかで、先週首位を獲得した「ウィキッド ふたりの魔女」(ユニバーサル)を抜き、3番目に良い数字となりました。
なお本作は当初、ディズニープラス向けのシリーズとして企画されていましたが、2月に劇場公開への変更を発表しました。また実写版の製作が26年公開に向けて進められています。
不朽のミュージカル「ウィキッド」を映画化した「ウィキッド ふたりの魔女」は、2位にランクイン。2週目に突入しても、週末3日間で興収8000万ドルという好成績をあげました。累計興収は2億6200万ドルを突破し、24年に公開された作品のなかで7位に。なお続編「Wicked: Part Two(原題)」は、25年11月の全米公開が予定されています。
4位の「レッド・ワン」(アマゾン、MGM)は、週末3日間で興収1200万ドルをあげ、前週末の数字を維持。累計興収は、7600万ドルを超えています。