レオナルド・ディカプリオの製作会社アッピアン・ウェイが、動物行動学者で人類学者のジェーン・グドールの伝記映画を製作するようだ。今年90歳になったグドールが米Deadlineに明かした。
英ロンドン出身のグドールは、26歳のときにアフリカで出会った古人類学者のルイス・リーキー博士に影響を受け、チンパンジー研究の第一人者となった。1977年に自然環境や野生動物の保護を目的とした「ジェーン・グドール・インスティテュート(JGI)」を設立。2002年に国連平和大使に任命され、環境保護や気候変動、また貧困などの社会的な問題解決に取り組んでいる。
グドールのタイトル未定の伝記映画は、アッピアン・ウェイとディズニーが製作。小説「The Luminaries(原題)」で2013年ブッカー賞を最年少受賞した作家で映画「EMMA エマ」(2020)の脚本家としても知られるエレノア・カットンが草稿を執筆しており、グドールはそれに目を通して数々の助言を与えたという。誰がグドール役を演じるかはまだ発表されていない。