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ロバート・ゼメキス監督最新作 トム・ハンクス×ロビン・ライト「フォレスト・ガンプ」チームが再結集した感動作「HERE 時を越えて」4月4日公開

映画.com 2024年12月19日 8時0分

 ロバート・ゼメキス監督最新作で、トム・ハンクス、ロビン・ライトが共演、アカデミー賞受賞作「フォレスト・ガンプ 一期一会」のスタッフ、キャストが再集結した映画「Here」(原題)が「HERE 時を越えて」の邦題で、2025年4月4日公開される。予告映像とグラフィックデザイナーの大島依提亜がデザインを手がけた日本オリジナルポスタービジュアルが披露された。

 物語は恐竜が駆け抜け、氷河期を迎え、オークの木が育ち、先住民族の男女が出会い、悠久の時を越えてその場所に家が建ち、いくつもの家族が入居しては出てゆく姿を描く心揺さぶるドラマ。

 「すべては、ここ(HERE)で起こる」というテーマのもと、地球上のある地点にカメラが固定され、その視点が捉える場所で生きるものたちのドラマを映し出す。紀元前から現代までを往き来する壮大な時間旅行がひとつの舞台で繰り広げられる、まさに未体験の物語。いくつか描かれる家族の物語のうち、中心となるのはリチャード(トム・ハンクス)とマーガレット(ロビン・ライト)の夫婦。1945年、戦地から帰還したアルと妻のローズがその家を購入し、やがてリチャードが生まれる。世界が急速に変化していく中、絵の得意なリチャードはアーティストになることを夢見ていたが、マーガレットと恋におちて、思いがけない人生が始まる──。

 原作は20か国以上で翻訳され300ページにもおよぶ、リチャード・マグワイアのグラフィック・ノベル「HERE」。「ここ数十年で最も賞賛されたコミックブックの一つ」と称され、2016年アングレーム国際漫画フェスティバル最優秀作品賞を受賞するなど、高い評価を受けた。夫婦役を演じるトム・ハンクスとロビン・ライトは10代から70代までをひとりで演じきるという前代未聞の挑戦に挑んだ。そのためにゼメキス監督は演技をしているその場で、モニター上で様々な年代の顔に入れ替わる最新VFXの技術を採用した。2人は現場で自分の顔が映された映像を見ながらシーンごとの年齢に合うように瞬時に動きを調整するという、キャリア初の革新的な演技を成功させている。

 ゼメキス監督、ハンクス、ライトの3人が揃うのは実に30年ぶりとなる。ゼメキス監督は「一緒にやっていて楽しいと思える才能ある人たちと仕事をしようと常に心掛けている。いつも一緒に仕事をすると楽しめるトムやロビン、(脚本家の)エリックともまた何かできるチャンスを伺っていた。今回、そういうチャンスが巡ってきて興奮したよ。トライするのは当然だと思ったよ」、ハンクスは「ロバートは間違いなく信頼ができる。ロビンはこれまで多忙で、スケジュールがうまくはまらなかったりしましたが、いつも私は一緒にやりたいと思い浮かべていた。(念願が叶い)一緒に作品を作ることができてうれしかった」とコメント。

 ライトは「キャリアの中でも最高の体験だった。フォレスト・ガンプでもそう思ったけれど、今回ロバートとは4度目で一緒にやって、トムとロバートは6か7度目だと思うが、旧知の仲の人と仕事をするのは、自分の今の年齢やキャリアを考えると貴重。必然とも言えるし、もはや家族。それがあるから、お互いの考えていること、やり方もよくわかっている」と絶大な信頼を語る。さらに撮影のドン・バージェス、音楽のアラン・シルベストリ、衣装のジョアンナ・ジョンストンらスタッフにも「フォレスト・ガンプ 一期一会」チームが集結した。

 予告編は、リチャード(トム・ハンクス)が後に妻となるマーガレット(ロビン・ライト)を家で父親に紹介するシーンから幕を開ける。まだ10代の2人の出会いは運命的でありながら、やがてその結婚生活にもすれ違いが生じる。しかし、太古の時代から氷河期の厳しい寒さ、オークの木々が息づく豊かな大地、そして先住民族の男女が出会い、やがて家が建ち、そこで過ごす人々の時代を超えた様々なドラマが次々とスクリーンに映し出される。その家が記憶するのは、愛を育む瞬間や喜び、希望、喪失、そして愛という普遍的な感情。クライマックスは70代となったリチャードがマーガレットの手を引きながら、「ここが僕らの家だった」と語りかける感動的な映像に仕上がっている。また、10代に若返った2人が、初々しい恋人を演じる場面も確認できる。

 4月4日から、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開

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