成家慎一郎氏による漫画「フードコートで、また明日。」のテレビアニメ化が決定し、2025年に放送されることがわかった。あわせて、スタッフ陣やティザービジュアルも公開されている。
原作は、漫画配信サイト「コミックNewtype」で連載中の日常コメディ。一見すると優等生だが話しかけづらい雰囲気を醸し出す和田と、日焼けした肌で金髪ギャルのような見た目で周りから怖がられる山本が、違う学校に通いながらも毎日の放課後にフードコートでただ語り合う姿を描く。原作単行本は第1巻がリリースされており、公式Xでは第1~3話を無料公開中。
スタッフ陣は、「彼女、お借りします」の古賀一臣監督のもと、シリーズ構成を「響け!ユーフォニアム」の花田十輝、キャラクターデザイン・総作画監督を「Re:ゼロから始める異世界生活」の坂井久太、音楽を「負けヒロインが多すぎる!」のうたたね歌菜が担当する。アニメーション制作は「異世界おじさん」のAtelier Pontdarc。
ティザービジュアルには、「いつもの場所(フードコート)で、2人の毎日(せいしゅん)。」というキャッチコピーとともに、和田と山本が待ち合わせている様子が描かれている。
成家氏および古賀監督らスタッフ陣のコメント全文は以下の通り。また、成家氏からはアニメ化決定お祝いイラストも寄せられている。
【成家慎一郎(原作)】
最高の制作陣が集い、作り上げる「フードコートで女子高生がくだらない話をするだけ」の物語です。
みなさまにお届けできる日を、1ファンとして共に楽しみにしております。
【古賀一臣(監督)】
地方のJK2人が放課後にフードコートでなんということのない話を駄弁るアニメ……どう?面白そうでしょ?
世界の危機とか異世界転生とかラブコメもいいけど毎クール何十本も観て食傷気味じゃね?倍速じゃ消化できないキャラの掛け合いの間と緩急を一緒にOA観て楽しも!!
あ、仕事の時間だ……じゃ、「フードコートで、また明日。」(JK風に)
【花田十輝(シリーズ構成)】
和田が好きすぎる!
出来たら山本になって、和田の話をスマホいじりながら話半分で一日聞き流していたい。
しかも舞台は故郷の仙台だし。という感じで、特に熱い意気込みも情熱もないまま、流れるように参加して、そのテンションままに肩の力を抜いて楽しく書かせて頂きました。
肩の力を抜いて楽しく見て頂ければ。
【坂井久太(キャラクターデザイン・総作画監督)】
言ってしまえば、ほとんどがどうでもいい何でもない内容の会話なのですが、2人にとっては重要で必要な時間であり場所であり……。
何も特別な事が起こらない、フードコートのいつもの席で、気を抜いた素の2人を描ける様頑張ります。