菅田将暉が主演し、黒沢清が監督・脚本を務めた映画「Cloud クラウド」が、12月27日からPrime Videoで見放題独占配信されることが決定した。
本作は、世界中がネットでつながる“いま”しのびよる日常と隣り合わせの恐怖を描くサスペンス・スリラー。「スパイの妻」で第77回ベネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞した黒沢監督が、スリリングなエンターテインメントに仕上げた。
世間から忌み嫌われる“転売ヤー”として真面目に働く主人公・吉井良介(菅田)。彼が知らず知らずのうちにバラまいた憎悪の粒はネット社会の闇を吸って成長し、どす黒い“集団狂気”へとエスカレートしていく。誹謗中傷、フェイクニュース、悪意のスパイラルによって拡がった憎悪は、実体をもった不特定多数の集団へと姿を変え、暴走をはじめる。やがて彼らがはじめた“狩りゲーム”の標的となった吉井の「日常」は、急速に破壊されていく。
転売で稼ぐ主人公・吉井を菅田が演じ、吉井の謎多き恋人・秋子役を古川琴音、吉井に雇われたバイト青年・佐野役を奥平大兼、ネットカフェで生活する男・三宅役を岡山天音、吉井が働く工場の社長・滝本役を荒川良々、そして吉井を転売業に誘う先輩・村岡役を窪田正孝が演じた。
本作は、第81回ベネチア国際映画祭でワールドプレミアが行われ、第49回トロント国際映画祭や第29回釜山国際映画祭など世界各国の映画祭へ出品されたほか、第97回米国アカデミー賞国際長編映画賞日本代表作品にも選出された。海外では既に99の国と地域での配給も決定している。
「Cloud クラウド」は12月27日午前0時よりPrime Videoで見放題独占配信スタート。