今年94歳を迎えたクリント・イーストウッド監督の最新作「陪審員2番」(予告 https://youtu.be/NzvS9-6Ed74 )が、本日12月20日からU-NEXTで独占配信を開始した。
俳優として数多くの西部劇やアクション映画に出演するほか、監督としても「許されざる者(1992)」「ミリオンダラー・ベイビー」でアカデミー作品賞とアカデミー監督賞を2度受賞するほか、「硫黄島からの手紙」「運び屋」「クライ・マッチョ」などのヒット作を数多く世に送り出してきたイーストウッド。新作は法廷ミステリーとなっており、恋人殺害の容疑で被告となった殺人犯の裁判をめぐり、陪審員となった主人公の男性が、思わぬかたちで事件と関わっていき、被告を有罪にするか、釈放するか、深刻なジレンマに悩むことになる姿を描き出している。
ジャスティン・ケンプは、雨の夜に車を運転中に何かをひいてしまうが、車から出て確認しても周囲には何もなかった。その後、ジャスティンは殺人罪に問われた男の裁判で陪審員をすることになるが、やがて彼は「事件当事者」としての強迫観念に苦しみだす。
10月下旬にアメリカのAFI映画祭でのプレミア以降、アメリカやヨーロッパの一部地域では今年11月に劇場公開。公開初週ながら6カ国で興行収入500万ドルを記録、ナショナル・ボード・オブ・レビュー(米国映画批評会議)が毎年発表する「今年の映画トップ10」にも選ばれ、ますます注目が高まっている。日本では、イーストウッド監督のファンをはじめ、多くの映画ファンが劇場公開を求めていた。
本作の主人公ジャスティン・ケンプ役を演じるのはニコラス・ホルト。「マッドマックス 怒りのデス・ロード」で武装戦闘集団「ウォーボーイズ」のニュークスを演じ、来年公開のDCユニバース第1作「スーパーマン」ではスーパーマンの宿敵、レックス・ルーサーを演じることでも話題の俳優だ。そのほかにも、「ヘレディタリー 継承」のトニ・コレット、「セッション」のJ・K・シモンズ、ドラマ「24 TWENTY FOUR」シリーズのキーファー・サザーランドなど、ハリウッドを代表する映画・ドラマ俳優が出演している。
また、12人の陪審員の一人として、リアリティ番組「テラスハウス」にも出演した日本人俳優・福山智可子も出演している。