米議会図書館は、「ビバリーヒルズ・コップ」「スパイキッズ」など25作品を新たに米国立フィルム登録簿に選出したと発表した。
米国立フィルム登録簿は、文化的・歴史的・芸術的に極めて高い価値を持つと評価された作品を記録するリストで、公開から最低10年以上が経過した作品から選出される。今回の追加により、登録作品は計900本となった。
今回の選出作品は1885年の無声ドキュメンタリー「アナベル・サーペンタイン・ダンス」から2010年のFacebook創業秘話「ソーシャル・ネットワーク」まで、1世紀以上にわたる映画史から幅広く選ばれている。ホラー映画の金字塔「悪魔のいけにえ」やSF映画「スタートレック2 カーンの逆襲」なども含まれている。
米議会図書館のカーラ・ヘイデン館長は「文化的、歴史的、芸術的な重要性に基づいて、国家の映画遺産として保存すべき作品を選出している」と説明している。
また来年の選出作品について、一般からの推薦も2025年8月15日まで受け付けている。推薦は米議会図書館のウェブサイトから行うことができる。
【2024年米国立フィルム登録簿 新規登録作品】
「アナベル・サーペンタイン・ダンス」(1895年)
「ココの地球支配」(1928年)
「汚れた顔の天使」(1938年)
「打撃王」(1942年)
「惑星アドベンチャー スペース・モンスター襲来!」(1953年)
「奇跡の人」(1962年)
「チェルシー・ガールズ」(1966年)
「ガンジャ&ヘス」(1973年)
「悪魔のいけにえ」(1974年)
「アップタウン・サタデーナイト」(1974年)
「ゾラ・ラサン学生作品集」(1975-76年)
「チーチ&チョン スモーキング作戦」(1978年)
「ウィル」(1981年)
「スタートレック2 カーンの逆襲」(1982年)
「ビバリーヒルズ・コップ」(1984年)
「ダーティ・ダンシング」(1987年)
「コモン・スレッズ:ストーリーズ・フロム・ザ・キルト」(1989年)
「パウワウ・ハイウェイ」(1989年)
「プライベート・アイダホ」(1991年)
「アメリカン・ミー」(1992年)
「ミ・ファミリア」(1995年)
「コンペンセイション」(1999年)
「スパイキッズ」(2001年)
「ノーカントリー」(2007年)
「ソーシャル・ネットワーク」(2010年)