菅田将暉が主演し、宮藤官九郎が脚本、岸善幸監督が監督を務めた「サンセット・サンライズ」の特別映像が公開された。個性あふれる登場人物をとらえた「キャラクター編」(https://youtu.be/Oi_hR1nmwcM)と、菅田演じる主人公・晋作が“宇田濱グルメ“を紹介する「東北グルメ編」(https://youtu.be/Mew1qA_Z-00)の全2種となっている。
本作は、楡周平氏の同名小説を映画化するもの。都会から移住したサラリーマンと宮城県・南三陸で生きる住民との交流や、人々の力強さや温かさをユーモアたっぷりに描くとともに、その背景にあるコロナ禍の日本、過疎化に悩む地方、震災などの社会問題と向き合いながら、エンタテインメントへと転化させる。ヒットメーカーの宮藤と「正欲」の岸監督が手を組み、「あゝ、荒野」以来7年ぶりに岸監督とタッグを組んだ菅田が主演を務めた。井上真央、中村雅俊、三宅健、池脇千鶴、竹原ピストル、山本浩司、好井まさお、小日向文世らが共演する。
「キャラクター編」は、コロナ禍をきっかけに三陸の町で“お試し移住ライフ”をスタートさせた「東京の釣りバカ会社員」こと晋作(菅田)が、東京に住む会社の同僚たちとのオンライン飲みで、移住ライフを自慢するシーンからスタート。
そして、晋作に空き家のはなれを貸す「宇田濱町のマドンナ」こと百香(井上)と、百香を陰ながら“守る”“見張る”“祈る“ことをモットーに結成された「モモちゃんの幸せを祈る会」のメンバーであるタケ(三宅)、ケン(竹原)、山城(山本)、耕作(好井)が夜な夜な集会を開き、百香の幸せを祈る活動する姿が映し出される。
さらに、どんな状況でも至ってマイペースな百香の父親・章男(中村)が、海に落ちた晋作にホヤを手渡そうとする様子や、晋作が務める「シンバル」の社長の大津誠一郎(小日向)が、社員のオンライン飲み会に顔を出す場面に加えて、百香の幼馴染で同僚の持田仁美(池脇)、「宇田濱の生き字引」こと茂子(白川和子)、「宇田濱イチの情報通」でいつもタコの干物を咥えている重蔵(ビートきよし)の姿も見ることができる。映像のラストでは、菅田が「終わりが見えなくて大変だった」、岸監督が「笑い泣きしながら見ていました(笑)」と振り返る生タコとの格闘シーンが映される。
一方、「東北グルメ編」は「もてなしハラスメントっすわー」という晋作の歓喜の悲鳴で幕を開け、劇中に登場する東北でしか味わえない絶品料理の数々に舌鼓を打ちつつ、ひたすら感動し続ける晋作の姿が描かれる。タラの一種のどんこをたっぷりと使った三陸海岸地域の郷土料理・どんこ汁、晋作がかぶりつくメカジキの背びれを塩焼きにしたハモニカ焼き、茂子さんお手製の旬の地元料理・メバルと筍の煮物、東北の定番料理で豚肉入りの味噌味で仕上げる仙台風・芋煮汁、さらにイカ大根やモウカノホシなど東北グルメが次々と登場する。
「サンセット・サンライズ」は2025年1月17日全国公開。