「バーフバリ」シリーズで知られるインドの大スター、プラバース主演最新作「カルキ 2898-AD」の本編映像と場⾯写真が公開された。
本作は、大ヒットした「RRR」を上回る製作費110億円で創り出され、世界興収185億円を叩き出したインド映画史上最大規模のSFアクションファンタジー。ナーグ・アシュウィン監督がメガホンをとり、インド神話の神々たちが、6000年という途方もない時空を駆け抜け、未来の地球の命運をかけて暴れまわるシネマティック・サーガだ。
インドのトップ女優、ディーピカー・パードゥコーンが今回演じるのは、宇宙の悪を滅ぼす”運命の子”を身ごもり、追われる身となったスマティ。わが子を守るべく巨大要塞コンプレックスからの脱出を試みるスマティの前に、劫火が立ちはだかる。「かの化身が地上に現れた」との歌詞とともに、”運命の子”を身ごもるスマティが歩み始めると、まるで神に道を譲るかのように劫火が退いていく。
一方、雷によって突然落ちてきた壁を片手で受け止め人々を救ったのは、最強の賞金稼ぎバイラヴァ(プラバース)。身一つで劫火の中を突き進むスマティ、そして燃え盛る壁から人々を守ったバイラヴァ。この世界に変化が起こり始めていることが伺える映像となっている。
インド神話をベースに、まるで「スター・ウォーズ」や「デューン 砂の惑星」を彷彿とさせるこだわりのビジュアルとデザインによって創り上げられた本作。このシーンの撮影についてナーグ・アシュウィン監督は、「インド神話の中で、クリシュナの誕生に纏わるエピソードで似た、水が左右に分かれて道になる話があります。僕は今回それを火で再現できたことに興奮しています」と出来栄えに自信を見せている。
「カルキ 2898-AD」は、25年1月3日より新宿ピカデリーほか全国公開。