木村拓哉が主演したTBSドラマ「グランメゾン東京」の完全新作スペシャルドラマが、本日12月29日午後9時から放送されます。明日12月30日には、いよいよ映画「グランメゾン・パリ」が公開を迎え、チーム・グランメゾンの最後の挑戦が描かれます。
2019年放送の連続ドラマでは、型破りなフランス料理のシェフ・尾花夏樹(木村)が、絶対的な味覚を持つシェフ・早見倫子(鈴木京香)と出会い、周囲と衝突しながらも日本で三つ星レストラン「グランメゾン東京」を作り上げようと奮闘する様が描かれました。
撮り下ろしのスペシャルドラマでは、「グランメゾン東京」が三つ星を獲得したあとのストーリーが展開。そして、明日公開の映画では、フランス料理の本場・パリを舞台に、新店舗「グランメゾン・パリ」を立ち上げた尾花と倫子が、個性的なメンバーたちとともに、アジア人初のミシュラン“三つ星”の獲得に挑みます。
本記事では、お馴染みの主要キャラクターをおさらいするとともに、スペシャルドラマと映画に登場する新キャラクターやあらすじなどの基本情報をまとめました。映画公開前の予習・復習にぜひお役立てください。
【主要キャラクター】
※ネタバレあり。未鑑賞の方はご注意ください。
●尾花夏樹(木村拓哉)
自分の腕と舌とセンスに絶対的な自信を持ち、料理のためならどんな犠牲もいとわない型破りなシェフ。渡仏して、ミシュラン最高峰の三つ星を獲得した一流レストラン「ランブロワジー」で修業を積み、パリに自分の店「エスコフィユ」をオープンする。ミシュランで二つ星を獲得するが、ある事件によって全てを失う。数年後、パリで早見倫子と出会い、日本に戻り「グランメゾン東京」を開業する。三つ星獲得を目指して奮闘するが、オーナーシェフである倫子のことを思い、ミシュラン調査の直前に「グランメゾン東京」を去る。連続ドラマの最後では、世界一周旅行に出た師匠の代わりに、浅草の洋食屋「浪漫亭」に立つ姿が描かれた。
●早見倫子(鈴木京香)
食べただけで、料理に使われている素材や調理法がわかる絶対味覚をもつ。フランスの三つ星レストランの面接を受けているときに、尾花と出会う。フランスで居場所を失った尾花に「俺があんたに必ず星をとらせてやる」と誘われ、日本で「グランメゾン東京」を開業。オーナーシェフとして、オープンからわずか一年でミシュランガイドの三つ星を獲得し、アジア人女性初の三つ星レストランのシェフとなった。
●平古祥平(玉森裕太)
かつて「エスコフィユ」で尾花の見習いとして働いていたが、事件後、日本に戻りホテルのブッフェレストランの最年少料理長となる。実は、事件を起こした張本人で、東京で再会した尾花に隠していた事実を告白する。一時はシェフを辞めて実家に戻ろうとしていたが、尾花らに説得され思いとどまる。ライバル店「gaku」で働き始めるが、過去の事件が明るみになり、「グランメゾン東京」のゴーストシェフとなる。尾花が店を去った後は「グランメゾン東京」のスーシェフとなった。
●京野陸太郎(沢村一樹)
「グランメゾン東京」のホール責任者。尾花が修行していた「ランブロワジー」の先輩シェフだったが、料理人としての限界を知り、ギャルソンに転向。尾花とともに共同経営者として「エスコフィユ」を立ち上げる。事件後は「ランブロワジー」時代の後輩・丹後がシェフを務めるレストラン「gaku」でギャルソンとして働いていたが、尾花と倫子に誘われ「グランメゾン東京」のメンバーとなる。
●相沢瓶人(及川光博)
元「グランメゾン東京」の部門シェフ。尾花とともに「エスコフィユ」で働いていたが、事件後、妻が失踪してしまい、娘を連れて日本に帰国する。WEB料理研究家として人気を博すが、尾花から誘われ、定時上がりを条件に「グランメゾン東京」で働くことになる。連続ドラマの最終話では、三つ星を獲得したことを機に、妻子が待つフランスへ戻った。
●芹田公一(寛一郎)
料理の腕前も知識も足りないが、その情熱を見込まれて「グランメゾン東京」のアルバイト従業員となる。映画では、部門シェフに昇格している。
●松井萌絵(吉谷彩子)
センスに絶対の自信をもつ「グランメゾン東京」のパティシエ。祥平が料理長を務めていたホテルのブッフェレストランで働いていた。尾花にスカウトされ、「グランメゾン東京」のパティシエになる。
●久住栞奈(中村アン)
フリーのフードライターとして尾花の事件を追っていたが、京野の誘いで期間限定で「グランメゾン東京」のホールスタッフを務めることに。実は「エスコフィユ」の事件と関わりがあり、真相を知って店を辞めようとするが、尾花や倫子らの説得でソムリエールとして店に残る。
●リンダ・真知子・シャール(冨永愛)
世界のレストランに多大な影響力を持つグルメインフルエンサー。グルメ雑誌「マリ・クレール ダイニング」の編集長。
●丹後学(尾上菊之助)
東京の人気フレンチレストラン「gaku」のシェフ。かつて、「ランブロワジー」で尾花や京野とともに修行していた。昔から、尾花をライバル視している。
●蛯名美優(朝倉あき)
都議会議員の蛯名西堂の一人娘。祥平がホテルのブッフェレストランで料理長をしていたときに出会い、交際していたが、祥平が過去に起こした事件が明るみになり、別れを選ぶ。その後、復縁して映画では妻となっている。
◆スペシャルドラマ「グランメゾン東京」
<放送日時>
12月29日(日)午後9時~11時5分
<作品概要>
連続ドラマに引き続き、脚本を黒岩勉(「全領域異常解決室」、映画「キングダム」シリーズ)、演出を塚原あゆ子監督(「海に眠るダイヤモンド」、映画「ラストマイル」)が担当。「グランメゾン東京」が三つ星を獲得したあとのストーリーが繰り広げられる。
<あらすじ>
「グランメゾン東京」は、オープンからわずか一年でミシュランガイドの三つ星を獲得。アジア人女性初の三つ星レストランのシェフとなった倫子(鈴木京香)だったが、その直後、世界各国で新型コロナウイルスが蔓延し、飲食業界は大きな打撃を受ける。「グランメゾン東京」も例外ではなく、生き残りのため大手企業傘下のフードコンサルティング企業と資本提携を結び、通販用の冷凍食品やレシピサイトに活路を見出していた。
<新キャラクター>
●湯浅利久(窪田正孝)
フランス料理レストラン「メイユール京都」のシェフ。かつて、パリの「エスコフィユ」で尾花らと働いていた。アジア・ナンバーワンフレンチの店を作るため、尾花に「メイユール京都」の立ち上げを手伝ってもらっている。「エスコフィユ」時代の後輩である祥平に、どちらがおいしい伊勢海老料理を作れるか勝負を迫るなど、好戦的な一面がある。
●明石壮介(北村一輝)
「グランメゾン東京」と資本提携している大手企業傘下の「NEXマネジメント」の代表取締役。アジア人女性初の三つ星シェフとなった倫子にビジネス勝機を見出し、フードブランドビジネスを広げてきた。効率主義で、料理をビジネスとしてしかとらえていない。「グランメゾン東京」の存続と引き換えに、レシピや盛り付けの監修を課している。
◆映画「グランメゾン・パリ」
公開日:12月30日全国公開
<作品概要>
TVドラマでお馴染みのメンバーに加えて、K-POPグループ「2PM」のオク・テギョン、アイドルグループ「Aぇ! group」の正門良規が新キャストとして参加。ドラマに引き続き、監督は塚原、演出は黒岩が脚本を手掛けた。2020年にアジア人初となるフランスの三つ星を獲得した「Restaurant KEI」の小林圭シェフが料理監修を担当した。
<あらすじ>
「グランメゾン東京」が日本で三つ星を獲得してから時が経ち、尾花と倫子はフランス料理の本場パリに新店舗「グランメゾン・パリ」を立ち上げ、アジア人初となるミシュラン三つ星獲得を目指して奮闘していた。異国の地のシェフにとっては満足のいく食材を手に入れることすら難しく、結果を出せない日々が続いていた。そんなある日、ガラディナーでの失態が原因で、尾花はかつての師と「次のミシュランで三つ星を獲れなければ、店を辞めフランスから出ていく」という約束をしてしまう。
<新キャラクター>
●リック・ユアン(オク・テギョン/「2PM」)
パリで自分の店を持てるほどの腕を持つ「グランメゾン・パリ」のパティシエ。韓国系カナダ人でパリの店から尾花が引き抜いたが、料理に対する情熱さゆえに尾花と衝突することも。
●小暮佑(正門良規/「Aぇ! group」)
グランメゾン・パリで働く見習い。関西弁で人懐っこく、店のスタッフとも仲が良いムードメーカー的存在。尾花と相沢と食材の買い付けに行くことが多く、尾花の料理にかける情熱や行動力を尊敬しているが、 一方でもっと周りを頼ってほしいと思っている。