キーラ・ナイトレイが名作ラブコメディ「ラブ・アクチュアリー」のアイコニックなシーンについて裏話を明かした。
そのシーンとは、ナイトレイ演じるジュリエットに思いを寄せるマーク(アンドリュー・リンカーン)が、クリスマスの夜に彼女の家を訪れ、思いをつづったメッセージカードを使って愛の告白をする場面。家の中には、ジュリエットの夫がいるため、かなり複雑なシチュエーションだ。
ナイトレイは米ロサンゼルス・タイムズ紙のインタビューで、「少しストーカー的な面は覚えている」と告白。「私の思い出は、今ではとても大切な友人であるリチャード・カーティス(監督)が、『いや、君は不気味な目で(彼を)見ている』と言ったこと。そして、そう見えないような表情で撮り直しをしたこと」と振り返った。
さらに、「不気味な要素があったということだと思う。それに私はまだ17歳だった。私がそのことに他のみんなが気づいたのは、ほんの数年前のことのように思える」と当時の心境を掘り下げた。
どんな思いを抱いているにせよ、この場面はナイトレイの最も記憶に残る映画の瞬間のひとつであり続けている。ナイトレイは、トーク番組「グラハム・ノートン・ショー」に出演した際には、「最近、渋滞に何時間も巻き込まれていたら、隣にいた建築業者の車が映画のようなカードを掲げ始めた。映画の中のように、不気味で、同時に甘美だった」というエピソードを披露していた。