リドリー・スコットが監督する20世紀スタジオの新作「The Dog Stars(原題)」に、ジェイコブ・エロルディ(「プリシラ」「Saltburn」)が主演する可能性があることがわかった。
米バラエティによれば、本作はスコット監督作「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」に主演したポール・メスカルがスコットと再タッグを組む予定だったが、サム・メンデス監督のビートルズ映画の撮影と重なったため降板することになり、代わりにエロルディが主演交渉を進めているという。
「The Dog Stars(原題)」は作家ピーター・ヘラーの2012年の同名小説を映画化するサバイバル映画。パンデミックがアメリカ社会を壊滅させた近未来を舞台に、廃墟と化した空軍基地で孤独な生活を送る民間人パイロットとタフな元海兵隊員と愛犬が、偶然受信した無線通信をきっかけに、よりよい生活を求めて危険を承知で外の世界へ飛び出していくというストーリーだ。
エロルディはパイロット役を演じるとみられている。脚本は、「レヴェナント 蘇えりし者」「ツイスターズ」のマーク・L・スミスが執筆。スコット・フリーがプロデュースを手がける。
「The Dog Stars(原題)」は今春クランクインが予定されているが、メスカルだけでなくエロルディも新作を多く抱える人気俳優だ。エロルディはHBOの大ヒットドラマ「ユーフォリア EUPHORIA」のファイナルとなるシーズン3のほか、エメラルド・フェネル監督がエミリー・ブロンテの名作「嵐が丘」を映画化する新作も間もなく撮影がスタートする。エロルディが怪物役を演じたギレルモ・デル・トロ監督の新作「フランケンシュタイン(原題)」は今年、全米公開の予定。