俳優の成田凌が、1月24日スタートのTBS系連続ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」(毎週金曜午後10時)に出演していることがわかった。広瀬すず演じる主人公を翻弄する、謎深き殺人犯に扮する。
本作は、浅見理都氏の同名漫画を原作に、クリスマスイブの夜に元警察官の父親を殺された娘が、遺された手紙を手がかりに真相に迫るヒューマンクライムサスペンス。
これまでに、広瀬演じる主人公・山下心麦とともに事件の真相を追う弁護士・松風義輝役に松山ケンイチ、殺された心麦の父・山下春生役にリリー・フランキー、心麦の運命を左右する週刊誌記者・神井孝役に磯村勇斗、さらに森崎ウィン、瀧内公美、酒井敏也、酒向芳、西田尚美ほか、実力派キャスト陣の出演が決定している。
成田が同局の連続ドラマに出演するのは、火曜ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(2016年)以来約8年ぶり、2作目。物語の根幹に関わる重要人物・遠藤友哉(えんどう・ともや)を演じる。
友哉は、心麦の父・春生が22年前の資産家一家惨殺事件の犯人として逮捕し、死刑囚として服役中の遠藤力郎(酒向)の一人息子。事件を機に春生を恨み、クリスマスイブの夜に山下家に放火し春生を殺害したとして、事件直後に逮捕される。しかし春生が遺した手紙には、友哉を名指しで「冤罪」だとする記述が残されていてた。
自身が殺されることを予期したかのような手紙を遺した春生、そしてそこに記された友哉の名前。友哉は本当に春生を殺したのか? 逮捕後、黙秘を続ける友哉が胸に秘める真実とは。
■第1話あらすじ
カップルや家族連れが行き交い、街が華やぐあるクリスマスイブの夜。
大学生の山下心麦(広瀬すず)は2人きりの家族である父・春生(リリー・フランキー)と、なじみの屋台のラーメン店で肩を並べてラーメンを食べていた。「クリスマスなのに付き合ってくれてありがとう」とうれしそうな春生を前に、気恥ずかしいながらもささやかな幸せを噛み締める心麦。
しかしその夜、春生と別れてサークルの飲み会から帰宅した心麦を待ち受けていたのは、燃え盛る我が家と春生の訃報だった。
最愛の父を失い茫然自失の心麦だったが、春生の殺害犯は早々に逮捕される。その人物は、春生が22年前に逮捕した資産家一家惨殺事件の犯人・遠藤力郎(酒向芳)の息子・友哉(成田凌)だという。春生がそんな事件を担当していたことを初めて知った心麦は、突然の事態の進展に実感が湧かないまま、いつものラーメン店を訪れ、店主の染田(酒井敏也)から春生が残した一通の手紙を受け取る。するとそこに書かれていたのは、友哉を含む複数の人物の名前と、その者たちに容疑がかかった場合、それは「冤罪」だとする記述だった。