武田一義氏による戦争漫画「ペリリュー 楽園のゲルニカ」が劇場アニメ化され、12月5日に公開されることが発表された。あわせて超特報(https://www.youtube.com/watch?v=rb9IefcrFFU)とイメージビジュアルが披露されている。
「魔都精兵のスレイブ」の久慈悟郎が監督を務め、脚本は西村ジュンジ(西村純二)と原作者の武田氏が共同で担当。アニメーション制作は、「ドラえもん」のシンエイ動画と「ドッグシグナル」の冨嶽が共同で担う。
同作は、太平洋戦争末期に1万人の日本兵が送りこまれ、生き残ったのはたった34人と言われる激戦の地ペリリュー島を舞台に、そこで行われた激しい戦闘や日本兵の若者たちの思いを丹念な取材のもとに3頭身のキャラクターで描いた作品(白泉社刊)。終戦80年の節目の劇場アニメ公開となる。
原作者の武田氏からのコメント全文は以下の通り。
【武田一義(原作)】
映画の制作には、私自身も監修とベテランアニメーション演出家の西村ジュンジ氏との共同脚本という形で関わらせて頂いています。
脚本の完成までに、本当に長い長い時間をかけました。
「ペリリュー」原作漫画は外伝を除く本編だけでも11巻、これをどのように映画に落とし込むか。
原作のすべてを入れようとして味気ないダイジェストのようになってしまうのは、原作者としても望まないことです。
原作の前半だけを丁寧に作りあげる案もありましたが、やはり物語的に少し物足りない。
そして何より原作だけでなく、この作品にはベースとなる史実――80 年前の戦争があります。そこで生きた人々がいます。
様々なことに思いを巡らせた映画版「ペリリュー」の脚本は、原作ファンの皆様にも自信を持ってお届けできるものになりました。
今はスクリーンいっぱいに生き生きと動く田丸や吉敷ら、愛すべき登場人物たちに早く会いたい気持ちでいっぱいです。
今年の年末12月5日公開のアニメ映画「ペリリュー-楽園のゲルニカ-」
皆様、更なる続報をご期待下さい。