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「サンセット・サンライズ」井上真央、三宅健、竹原ピストルらが参加した“新年会”特別編集版&アフタートーク公開

映画.com 2025年1月17日 10時0分

 菅田将暉が主演し、宮藤官九郎が脚本、岸善幸監督が監督を務めた「サンセット・サンライズ」の生配信イベント「サンセット・サンライズ新年会」(1月8日に実施済)の特別編集版(https://youtu.be/nm3XBGVtt6Y)が公開された。キャストの井上真央、三宅健、竹原ピストル、山本浩司、好井まさおが本作の見どころや舞台裏を語っている(菅田は体調不良のため欠席)。映像には、生配信終了後に収録されたアフタートークも収められている。

 本作は、楡周平氏の同名小説を映画化するもの。都会から移住したサラリーマンと宮城県・南三陸で生きる住民との交流や、人々の力強さや温かさをユーモアたっぷりに描くとともに、その背景にあるコロナ禍の日本、過疎化に悩む地方、震災などの社会問題と向き合いながら、エンタテインメントへと転化させる。ヒットメーカーの宮藤と「正欲」の岸監督が手を組み、「あゝ、荒野」以来7年ぶりに岸監督とタッグを組んだ菅田が主演を務めた。

 YouTubeで生配信された「サンセット・サンライズ新年会」は、まるでキャストたちの打ち上げに参加しているような和気あいあいとした空気感。移住ライフを満喫する主人公・晋作(菅田)にちなんで、理想の移住先を質問された好井は、55歳位から東京を離れ「温泉街での、猫多頭飼い」を本気で狙っていると話し、「ペット可で3LDK。庭は30平米くらい。奥さんと僕の部屋があって、猫の部屋があって……」と具体的なプランを熱弁した。

 一方、竹原は「13、4年前に移住した京都がすでに大満足で、すでに夢を叶えている」と話し、三宅も「京都に住みたい」「家を、好きな建築家の人に自由に建ててもらった作品に住みたい」と長年の夢を語った。

 劇中に登場する三陸グルメ、イカ大根やなめろうなども振る舞われ、劇中で料理人を演じた竹原が「実は全く料理ができなかった」ことを告白。撮影に入る前にあるシーンのために毎日、真鯛を自腹購入し、捌く練習をしたものの、撮影の前々日に素材が魚ではなく「モウカノホシ(ネズミザメの心臓)」に変更されたエピソードを披露し、気を取り直して「これまでの成果を出そうと包丁を入れようとした」が「その寸前でカットがかかった」と悔しそうに語った。

 さらに、キャスト同士のタレコミコーナーでは、井上が三宅の「美意識の高さ」に感動した瞬間を明かしたり、竹原が三宅が重蔵役のビートきよしにかけた衝撃の一言を暴露したり、裏話が続々と飛び出した。

 生配信の最後には、井上が「痛みや傷を抱えながらも、最後は必ず陽は昇るという映画になっていると思う」と本作の魅力を語り、三宅も「3.11、そしてコロナ禍の話題が出てきますが、社会が少し元気になってきた今だからこそ、見てもらえる映画だと思う」とアピール。

 竹原は、座長の菅田について「チームの輪を、あっという間にふわっと作っちゃう人」だったと振り返り、「そんな楽しさがスクリーンから滲み出る。そういうものを感じていただけたらより一層、ほっこりするような作品に思っていただけるんじゃないか」としみじみと語った。山本も「心根の温かい映画」、好井も「海も山も見られる、食も美味しく感じられる。家族で見に行ける胸を張ってお勧めできる作品」と自信をにじませた。

 生配信終了後に収録されたアフタートークでは、キャスト陣が「今年やってみたいこと」を語り合い、最後は井上が「いろんなテーマが詰まった映画になっています。再生の物語であり、いろんな立場の方々が、今の自分と重ね合わせながら、ゆっくりのんびりと見られる映画。タイトル通りとても希望のある映画になってますので、ご家族皆さんで見てください」と締め括った。

 「サンセット・サンライズ」は、本日1月17日より全国公開。

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