1月第2週、北米映画市場の興行成績は好調とは言いがたい結果となりましたが、並みいるメジャー大作のなかで、週末3日間(1月10日~12日)の興行収入ランキングで首位に立ったのは、ジェラルド・バトラー主演の「Den of Thieves 2: Pantera(原題)」(ライオンズゲート)。
本作は、「ザ・アウトロー」(2018)の続編。バトラーは、警察を辞め、ある事情によりダイヤモンド強盗を企てるニック・オブライエン役でカムバックしました。クリスチャン・グーデガスト監督が続投し、バトラーと、ラッパーの50セントが製作に名を連ねています。前作から25%増の製作費4000万ドルに対し、週末3日間で、前作とほぼ同じオープニング興収1500万ドルをあげました。
2位は、公開4週目に入る「ライオン・キング ムファサ」(ディズニー)。北米最大の上映規模を誇り、週末3日間で興収1300万ドルをあげました。
インドのポリティカルアクション「Game Changer(原題)」(Shloka Entertainments)は、9位に初登場。ラーム・チャラン(「RRR」)が主演し、公正かつ透明性のある選挙を通じて、腐敗した政治体制に立ち向かう公務員を演じています。シャンカール監督(「ロボット2.0」)がメガホンをとり、週末3日間で興収180万ドルをあげました。
パメラ・アンダーソンが主演を務めた「The Last Showgirl(原題)」(「Roadside Attractions」)は、公開5週目にして、初のトップ10入り。ラスベガスのショーガールとしてキャリアを積んだシェリー(アンダーソン)は、突然ショーの閉幕を告げられ、友人のアネット(ジェイミー・リー・カーティス)とともにショーのオーディションを受け、人生の次のステップへと進もうとします。ジア・コッポラ監督(「メインストリーム」)がメガホンをとり、製作費200万ドルに対し、週末3日間で興収150万ドルを記録しました。