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【2024年放送・地上波ドラマランキング】「西園寺さん」を抜いてSNSを賑わせた禁断愛ドラマが「最も好きなドラマ」首位に!

映画.com 2025年1月18日 14時0分

 2025年の冬ドラマが続々と初回放送を迎えていますが、映画.comでは24年12月23日~25年1月5日の期間、「2024年放送の地上波ドラマで面白かった作品」を聞くアンケートを行いました(参加者6722人※1)。本記事ではアンケート結果をランキング形式でご紹介します。ご参加いただいた皆さま、ご協力ありがとうございました!

 アンケートでは24年放送の地上波ドラマで面白かった作品(※2)を全て選択していただき、「その中で、最も好きな作品とその理由」も回答していただきました。24年は地上波で140タイトル以上のドラマが放送されましたが、熱烈に支持されたのはいったいどの作品なのか。皆さまから寄せられた熱いコメントとともにご紹介します!

※1 自動投票ツール等を使用したと思われる不自然な重複回答は無効としています。
※2 対象作品は2024年12月1日までに第1話が放送された作品です。

■2024年放送の地上波ドラマで面白かった作品【ベスト10】
※複数回答

1位「西園寺さんは家事をしない」(TBS)1319票
2位「海に眠るダイヤモンド」(TBS)1153票
3位「東京タワー」(テレビ朝日)1085票
4位「ライオンの隠れ家」(TBS)1032票
5位「アンメット ある脳外科医の日記」(カンテレ)945票
6位「厨房のありす」(日本テレビ)902票
7位「海のはじまり」(フジテレビ)871票
8位「チェイサーゲームW パワハラ上司は私の元カノ」(テレビ東京)738票
9位「チェイサーゲームW2 美しき天女たち」(テレビ東京)701票
10位「95(キュウゴー)」(テレビ東京)658票

●第1位は「西園寺さんは家事をしない」!

 面白かった作品として最も多くの票を集めたのは、松本若菜さんと松村北斗さん(「SixTONES」)が共演した「西園寺さんは家事をしない」(TBS・7月期)。「ホタルノヒカリ」などを手掛けたひうらさとる氏の同名コミックを原作に、家事を一切したくないキャリアウーマンと、年下シングルファーザーの親子の“偽家族”生活が描かれ、アンケート回答者からは「西園寺さんと楠見親子の姿に癒された」「心があたたまった」などの感想や、「新しい家族の形について考えさせられた」「学びや気づきがあった」などのコメントが数多く寄せられました。恋愛だけでなく、家族愛や友愛、人間愛など、様々な“愛”が詰まった本作は、新しいラブコメとして支持され、「2024年放送の地上波ドラマで面白かった作品」第1位に輝きました。

 続いて166票差で2位となったのは、12月末に最終回を迎えた「海に眠るダイヤモンド」(TBS・10月期)。映画「ラストマイル」の大ヒットも記憶に新しい野木亜紀子さん(脚本)、塚原あゆ子監督、新井順子プロデューサーが再タッグを組み、最盛期の端島(軍艦島)を圧倒的クオリティで再現。炭鉱夫とその家族の生活をリアルに描き、話題を呼びました。アンケートでは、異なる時代を生きる2人の主人公を一人二役で演じ分けた神木隆之介さんを称えるコメントや、エピソードが進むにつれて明かされる70年に渡る愛と友情の物語に感動したという声が届きました。

 3位は、江國香織氏のベストセラー恋愛小説を連続ドラマ化した「東京タワー」(テレビ朝日・4月期)。永瀬廉さん(「King & Prince」)と板谷由夏さん、松田元太さん(「Travis Japan」)とMEGUMIさんが、禁断愛に溺れていく2組の男女を演じました。美しくも儚い愛が反響を呼び、毎話放送終了後にはSNSが大盛り上がり! 原作や映画版とは異なる結末も、「令和版ならでは」と好評を得ました。

 約50票差で4位となったのは、柳楽優弥さんと坂東龍汰さんが兄弟役で初共演した「ライオンの隠れ家」(TBS・10月期)。市役所で働く真面目な青年・洸人と、自閉スペクトラム症の弟・美路人の前に、“ライオン”と名乗る男の子が突然現れたことで、兄弟の穏やかな暮らしが揺らいでいくさまが描かれました。洸人と美路人、そしてライオンのあたたかな日常と、それを脅かすサスペンス展開が入り交じったオリジナルストーリーが多くの人の心を掴みました。

 5位は、杉咲花さんが記憶障害を抱える脳外科医役に挑んだ「アンメット ある脳外科医の日記」(カンテレ・4月期)。主演の杉咲さんをはじめ、若葉竜也さんや井浦新さん、岡山天音さんらキャスト陣の自然体な演技に惹きつけられたという感想が数多く寄せられました。

 6位は、門脇麦さんが自閉スペクトラム症の料理人を好演した「厨房のありす」(日本テレビ・1月期)。主人公が成長していく姿と、彼女を取り巻く人々とのハートフルな触れ合いにほっこりしたというコメントがたくさん見受けられました。7位は、目黒蓮さんと「Silent」(22)の制作チームが再タッグを組んだ「海のはじまり」(フジテレビ・7月期)。8位と9位は、SNSを中心に反響を呼んだ「チェイサーゲームW パワハラ上司は私の元カノ」(テレビ東京・1月期)と、その続編「チェイサーゲームW2 美しき天女たち」(テレビ東京・10月期)が連続ランクイン。そして、髙橋海人さん(「King & Prince」)が主演を務めた「95(キュウゴー)」(テレビ東京・4月期)が10位となりました。

 ここからは、「2024年放送の地上波ドラマ」で「最も好きな作品」(※単回答)に選ばれた20作品を、回答者の皆さんから寄せられたコメント(※一部抜粋)とともにランキング形式でご紹介します。

■2024年放送の地上波ドラマで最も好きな作品【ベスト20】
※単回答

1位「東京タワー」(テレビ朝日)779票

「令和の時代にどうリメイクするのかとても興味がありましたが、視点を男性目線に変えた事、永瀬くん板谷さんのシーンをとにかく美しく魅せたことなどキャストも製作陣も素晴らしかった」

「この時代に不倫。かなり攻めた題材だったのに只のドロドロなエロドラマではなく、その奥にある若者の成長、既婚者の心の機微をみせてくれたドラマ。途中辛い所もあったけどラストに向けての伏線回収も落とし所も素敵なドラマでした」

「こんなに美しいベッドシーンがあるのかと衝撃だった」

「永瀬廉くんが儚げで、危うくて、少年と青年の狭間にいるようで目が離せなかった。声も小説を読んでいるようですごくよかった」

「SNSの盛り上がりがすごくてドキドキを味わえて楽しかった」

2位「西園寺さんは家事をしない」(TBS)685票

「今までで一番面白いドラマでした! ラブコメで恋の要素だけでなく、偽家族として子供の存在を大事にしているストーリーが素敵でした」

「家族にもいろいろな形があっていいこと、迷ったらワクワクする方を選ぶことなど西園寺さんのドラマを通じて学びや励みになることが多かった」

「人のやさしさに溢れた作品。西園寺さんのアグレッシブなパワーに見るたび元気をもらっていました。楠見親子、偽家族にまた会いたい」

「毎話楽しくて感動して、おもしろくて深く刺さる、見た後の多幸感が半端なかった。3人の偽家族の掛け合いも絶妙で大好きでした」

「悪い人が誰も出てこない、最終的には家事さえも悪者にしないドラマが心地よかった」

3位「海のはじまり」(フジテレビ)627票

「突然父親であることが分かり、試行錯誤を繰り返し父親になる、親子になる過程が丁寧に描かれていた。周囲の家族、恋人などの関係性が変わるところも興味深かった」

「毎話どうするのが正解だったのか…とそれぞれの立場になって考えさせられるドラマでした」

「生と死、思いを伝えるということ、選択、固定観念、という人と関わり生きていくうえで、とても大切な根幹となることの全てが詰まっている作品」

「主演の目黒蓮さんをはじめキャストの皆さんの演技に心が揺さぶられまくりでした。映像も素晴らしかったです」

4位「チェイサーゲームW パワハラ上司は私の元カノ」(テレビ東京)425票

「W主演の菅井友香さんと中村ゆりかさんの演技に心を奪われた。嫉妬、不安、後悔を乗り越えて愛を確認し合う二人のシーンは素晴らしかった。頬を流れる涙、美しいというより、尊いシーンだった」

「レズビアンを題材として今までにないところまで切り込んだ脚本が新鮮だったこと。又、主演お二人の役に向き合ったお芝居、ドラマのストーリーに沿った劇中歌も含めて全てが心に刺さり感情を揺さぶられました」

「毎回展開がジェットコースターみたいで飽きなかった」

5位「海に眠るダイヤモンド」(TBS)330票

「伏線の見事な回収や、端島の人々の生活を知れたこと、登場人物みんなに感情移入できたこと、鉄平や朝子の人生に思いを馳せられたこと…最終回に向けてお話がどんどん面白くなっていって、ドラマそのものがダイヤモンドでした」

「端島パートと現代パートが無理なく重なり、70年の時の流れを見事に表現していた。鉄平の庭のコスモス畑は涙腺崩壊」

「俳優も音楽も映像も脚本も舞台も全てが良かった! 最後まで観た上で録画を再度最初から観てまた号泣した。神木くんと花ちゃんの初々しく自然な演技が胸を打ちました。。後世に残したい名作です!」

6位「チェイサーゲームW2 美しき天女たち」(テレビ東京)306票

「S1も含めて、30分とは思えない内容の濃さ。LGBTQや社会問題、様々な問題がリアルに描かれていて、見応えがあった。キャストも主役のお二人はもちろん、すべてのキャラクターが素晴らしかった」

「『普通』が何かは自分で決めていいんだということを教わった。なにより、菅井友香と中村ゆりかの演技とビジュと相性が最高すぎて沼」

「主演お二人の演技が素晴らしかった。レズビアンドラマの先駆者的存在になったと思います」

7位「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS)298票

「ラブコメだと思って見たらヒューマンドラマのようでとても見応えがありました。ボクシングのシーンも迫力があってびっくりしました。胸キュンもしっかりあって2人の恋の行方にドキドキして最後まで面白かった」

「きゅんの要素もありつつ、ストーリーも引き込まれる内容で、奈緒ちゃんの迫力あるボクシングシーンや玉森くんの身体作りもとてもよかった!」

「玉森裕太さんのクズっぷりに驚きつつ表情や涙の演技から目が離せなかった」

8位「95(キュウゴー)」(テレビ東京)284票

「90年代のリアルが描かれていた。当時の流行や若者の闇など。主演の髙橋海人くんをはじめ主要キャストはその時代を知らないはずなのにそれを感じさせない演技だった」

「規制ばかりが目につく昨今、地上波で放送される作品の中ではかなりチャレンジングな作品だったと思う。今の若い人には考えられない携帯が当たり前にない時代の高校生の話。当時実際に高校生だった私は懐かしく胸が熱くなりました」

「役者陣の熱のこもった芝居と90年代を追体験できるような演出で、物語への没入感が強かったです。見た後の疲労感がすごい」

9位「宙わたる教室」(NHK)240票

「夜の静かな定時制高校で、一度は失くしたもの・諦めたものを取り戻す希望に満ちた生徒たちと、決して自分の意見を押し付けることなく寄り添う教師たちのお話で、『少しずつでいい』『自分のペースでいい』とゆっくり背中を押してくれるような作品です。見るたびに勇気をもらえました」

「様々な社会問題を織り交ぜながらも、学ぶことの楽しさ、希望を真っ直ぐ描き、全ての登場人物を優しく照らしてくれる作品で、素晴らしかった」

「いくつになっても、学ぶことの楽しさや喜びを教えたくれた。原作を最大限にリスペクトし、丁寧に演出し、実力派俳優が演じると心に沁みる作品になるのだと改めて感じた」

10位「しょせん他人事ですから とある弁護士の本音の仕事」(テレビ東京)226票

「心ない言葉をSNSに気軽に書いたらどうなってしまうのか、とてもわかりやすく勉強になりました。主演の中島健人さんがキュートで重い空気が明るくなりました」

「今問題になっているネット上でのトラブルを法律的観点ながらポップにわかりやすくドラマ化していた。これからSNSを利用する小中高生には是非観てもらいたいドラマ」

「原作では非常に法律関係が分かりやすく描かれているのでドラマでどこまで表現出来るかと思ったが想像以上に分かりやすく原作の世界観も壊さずに作り込まれていて非常に良かった」

11位「アンメット ある脳外科医の日記」(カンテレ)203票

「手術シーンのリアルさ、カメラワーク、映像の美しさ、セリフが多くないのに心に響く演技、まるでドキュメンタリーをみているようなところも! すべてにおいて、上質なドラマでした。今までのドラマの概念を覆すほどでした!!」

「脚本、演出、映画のような映像、、とことん拘り抜いて作り上げられている。役者さんのお芝居もそれに呼応して、本当にそこにいるかのようなリアルなお芝居だった」

「主演の杉咲花ちゃんはもちろんの事、若葉竜也さんの説得力ある演技に衝撃を受けた」

12位「放課後カルテ」(日本テレビ)191票

「派手ではないけれど、丁寧に子ども達の気持ちを描いた良作でした。子ども達に周りの人に頼っていいよ、一人じゃないよ、というメッセージが伝わってきました」

「子どもの問題、家族の問題、大人の問題、それぞれが誰を悪者にすることもなく丁寧に描かれていた。また、松下洸平さんがはまり役で物語に没入することができた」

「毎回感動したし、勉強にもなった。松下洸平さんの新しい魅力と子供達の熱演が素晴らしかった」

13位「ブラックペアン シーズン2」(TBS)146票

「6年ぶりのシーズン2で、二宮和也さんが別の役で主人公を務め、単なる医療ものではなく人間ドラマとしても素晴らしかった」

「シーズン1から大好きで天城先生が最高に素敵でかっこよかった。手術シーンもクラッシックをかけたり斬新なカット割りでワクワクした」

「続編をずっと待ち望でいました。渡海先生と天城先生との関係性や秘められてきた事情がとても切なかった。今でも雪彦ロスです」

14位「お迎え渋谷くん」(カンテレ)141票

「ほっこりするストーリー展開、可愛すぎる京本大我さん演じる渋谷くんと田辺桃子さん演じる愛花先生に毎週癒されていた」

「渋谷くんの突拍子もない言動と行動がとても面白くツッコミどころ満載で、応援したくなるドラマでした」

「恋愛初心者な渋谷くんにもどかしさを感じながらもきゅんきゅんした」

15位「厨房のありす」(日本テレビ)124票

「登場人物全員が愛おしいハートフルミステリーで毎週楽しみでした。お料理が美味しそうなのと門脇麦さんと永瀬廉くんの掛け合いがとっても楽しくて毎週笑っていました」

「自閉症スペクトラムのありすの特性が丁寧に描かれ、周りの人たちが優しく寄り添い合う様子にほっこりさせつつ、ミステリー要素もあり毎週楽しみだった」

「ほんわか優しくて癒されるドラマでした。見つめ合って微笑むだけでもラブシーンは成立すると教えてもらった作品です」

16位「ライオンの隠れ家」(TBS)107票

「あらすじを知らずにホームドラマかなと思って何となく見始めたところ、ミステリー要素もあって意表をつかれた。柳楽さん、坂東さんのリアリティ溢れる演技にもぐんぐん惹き込まれました。物語が進むにつれてお互いを想い合う兄弟の姿が胸に残り、今後の成長も見守っていきたくなりました」

「ミステリー要素もあるが、兄弟愛や家族愛などの人と人との関係性が丁寧に描かれていてとても良かった。クスッと笑える部分もたくさんあって、見ていて楽しかった」

「予測出来ない展開と、家族・姉弟・兄弟の、相手を思うだけじゃなく、言葉として伝えないといけないということ。また、かけがえのない絆や、何気ない日常が幸せであることなど、毎回心に響きました。後日談があれば、彼らに会いたいです」

17位「笑うマトリョーシカ」(TBS)106票

「二転三転するストーリーで先が読めず毎回次週が待ち遠しかった。特に櫻井翔の何を考えているのか分からない不気味な演技がドラマを盛り上げていた」

「真相にたどり着くまでのハラハラ感が最終回まで続いて面白かった」

「政治ドラマであり、ミステリーでも復讐劇でもヒューマンドラマでもある厚みのある作品」

18位「婚活1000本ノック」(フジテレビ)92票

「おもしろい中にも背中を押されるような名言があったり、登場人物が成長していく姿などもみられてとてもおもしろかった」

「思わず共感してしまう恋愛や婚活のあるあるが盛り込まれていた」

「あんな可愛い幽霊なら取り憑いて貰いたい!」

19位「おっさんずラブ リターンズ」(テレビ朝日)70票

「2018連ドラでは春田が、劇場版では牧が海外赴任で終わっていたので、結ばれた2人がちゃんと一緒に生活するところが見たかった。ケンカしながらも仲良く暮らす姿を見ることができて大満足」

「待ちに待った続編。相変わらず面白くてみんな愛に溢れててすてきな作品でした」

「待ちに待った天空不動産編の続編がフルメンバーで見られたこと、スピンオフも充実していて、むしろこっちが本編?というほどのクオリティ。もう、ありがとうという言葉しかでてきません」

20位「光る君へ」(NHK)64票

「構成がすばらしかった。最後の最後まで飽きさせない丁寧な作りでした。大河ドラマとしては斬新なテーマでしたが、新しい道を作った作品だと思います」

「初めて一話から最後まで見た大河ドラマで、美しく華やかな世界観で、人間の光と闇の描き方が素晴らしかった。毎話一喜一憂し、終わりに近づくに寂しさが込み上げた作品。最終話では涙を流しました」

「美しい世界でした。平安時代のイメージを良い意味で意外に構成しながら、こうだったかもしれないと思いながら楽しみました。皆さんの演技が良く、まひろと道長の愛と絆が中心になっているのも良かった」

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