アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた「ラスティン ワシントンの「あの日」を作った男」や大ヒットドラマ「ユーフォリア EUPHORIA」で知られるコールマン・ドミンゴが、エドガー・ライト監督、グレン・パウエル主演の新作「ランニング・マン(原題)」に出演することがわかった。
本作は作家スティーブン・キングが1982年にリチャード・バックマン名義で発表したSFサスペンス小説「バトルランナー」を、米パラマウント・ピクチャーズが映画化する作品。「バトルランナー」は全体主義国家と化した2025年のアメリカを舞台に、重病に冒された娘の治療費を捻出するため視聴率No.1の殺人ゲームショー「ランニング・マン」に出演した男、ベン・リチャードのサバイバル劇を描いている。
1987年にポール・マイケル・グレイザー監督、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の「バトルランナー」として映画化されたが、ライト監督のリメイク版は同映画より原作に忠実な内容になるようだ。米Deadlineによれば、新作はパウエルが主人公の男を、ドミンゴは危険なゲーム番組の司会者役を演じる。また、ジョシュ・ブローリンが番組の冷酷なプロデューサー役を演じることが決定しており、ほかにカール・グルスマン(「LOVE 3D」)、ケイティ・オブライアン(「ツイスターズ」)が共演する。
新作「ランニング・マン(原題)」の脚本は、ライト監督とマイケル・バコール(「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」)が共同で執筆。ライト監督、ナイラ・パーク、サイモン・キンバーグがプロデュースし、2025年11月7日全米公開の予定となっている。
ドミンゴは、A24の主演映画「SING SING(シンシン)」で第82回ゴールデングローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)にノミネートされた。同作は米ニューヨークにある最重警備のセキュリティを誇るシンシン刑務所で行われている収監者更生プログラムの舞台演劇を題材にした作品で、4月11日より日本公開される。