高畑充希と清水美依紗が、映画「ウィキッド ふたりの魔女」で日本語吹替版キャストを務めることが決定した。エルファバ役を高畑、グリンダ役を清水美が務める。高畑が歌唱する「ザ・ウィザード・アンド・アイ」、清水が歌唱する「ポピュラー」、そして2人が対峙する場面を収めた本編シーン3本が公開された。
本作は、不朽のミュージカルとして20年以上愛され続けている「ウィキッド」を映画化するもの。主演は、エミー賞、グラミー賞、トニー賞と数々の受賞歴を持つ実力派シンシア・エリボと、グラミー賞の常連で世界を魅了し続けるアーティスト、アリアナ・グランデ。名作小説「オズの魔法使い」で少女ドロシーがオズの国に迷い込む前に遡り、やがて世界に“悪い魔女”と“善い魔女”として語られることになるふたりの“始まり”を描く。「クレイジー・リッチ!」「イン・ザ・ハイツ」のジョン・M・チュウが監督を務めた。
「ピーター・パン」「ウェイトレス」「ミス・サイゴン」などの舞台でミュージカル俳優としても長いキャリアを誇る高畑が演じるのは、後の“悪い魔女”エルファバ役(シンシア・エリボ)役。高畑は、「小さい頃からミュージカルオタクで、日本だけでなくニューヨークでも『ウィキッド』を観てきた私にとって、エルファバという役をやるのは夢のひとつでした。今回、映画公開のお話を聞いて、絶対に参加したい!と思い、オーディションに挑戦しました」と熱い意気込みを語った。
そして、「シンシアの繊細かつパワフルなお芝居と歌の表現に少しでも近づけたいと思って挑んだのですが、いざ吹替をすると楽曲がすごく難しいことに加えて、彼女の口に合わせて息を吸ったりフェイクを入れたりするのが想像以上に難しい」「でもやっぱり何回観てもとても興奮できる映像ばかりだったので、吹替していてとても楽しかったです」と吹き替えの苦労と手応えを明かした。
歌手・ミュージカル俳優であり、今作が吹き替え初挑戦となる清水は、後の“善い魔女”グリンダ役(アリアナ・グランデ)を担当。清水は高校生の頃に参加した次世代アリアナ・グランデ発掘オーディションで審査員特別賞を受賞し、高校卒業後にはニューヨーク・アカデミー・ミュージカル・シアターに留学。近年ではミュージカル「ビートルジュース」「レ・ミゼラブル」への出演など活躍の場を広げている。清水は、「アリアナ・グランデの一ファンとして、彼女の夢が叶った作品で声を当てられることが嬉しいという気持ちでいっぱいでした」と喜びのコメントを寄せた。
高畑は本作について、「私と同じようなミュージカルファンの方も、初めて『ウィキッド』に触れる方でも、存分に楽しめるエンターテインメント作品で、笑って泣けてグッとくる映画になっています。ぜひ皆さんにも映画館でその体験をしていただいて、音を浴びてほしいです!」と熱弁。
清水も「本作ではエルファバとグリンダという対照的なふたりの友情が描かれていますが、あらゆる世代の人に響く物語になっています。心を込めて演じたので、ぜひ多くの方に楽しんでいただきたいです!」とアピールした。
日本語吹替版の制作には、三間雅文(台詞演出)、蔦谷好位置(音楽プロデューサー)、高城奈月子(歌唱指導)、吉田華奈(歌唱指導)が参加している。
「ウィキッド ふたりの魔女」は3月7日に全国公開。高畑と清水のコメント全文は以下の通り。
【高畑充希(エルファバ役)】
小さい頃からミュージカルオタクで、日本だけでなくニューヨークでも「ウィキッド」を観てきた私にとって、エルファバという役をやるのは夢の一つでした。今回、映画公開のお話を聞いて、絶対に参加したい!と思い、オーディションに挑戦しました。
また、元々ファンでもあるシンシアの繊細かつパワフルなお芝居と歌の表現に少しでも近づけたいと思って挑んだのですが、いざ吹替をすると楽曲がすごく難しいことに加えて、彼女の口に合わせて息を吸ったりフェイクを入れたりするのが想像以上に難しいなと思いつつも、でもやっぱり何回観てもとても興奮できる映像ばかりだったので、吹替していてとても楽しかったです。
私と同じようなミュージカルファンの方も、初めて「ウィキッド」に触れる方でも、存分に楽しめるエンターテインメント作品で、笑って泣けてグッとくる作品になっています。ぜひ皆さんにも映画館でその体験をしていただいて、音を浴びてほしいです!
【清水美依紗(グリンダ役)】
アリアナ・グランデの一ファンとして、彼女の夢が叶った作品で声を当てられることが嬉しいという気持ちでいっぱいでした。常に新しいものを見せてくれるアリアナは私にとって本当に憧れの人で、普段歌っているR&Bやポップスとは全く違うオペラの歌い方を取り入れたり、コミカルなお芝居をしていたりと素晴らしく、その方の声を当てるのは責任重大だなと思いました。
吹替は初めてだったのでやはり難しさを痛感しましたが、声だけで演じる楽しさや、自分の声の新しい発見もあり、凄く良い経験になりました。
私が演じたグリンダは、愛らしくて憎めなくて、思ったことを素直にポン!と言ってしまう、本当に可愛らしいキャラクターです。本作ではエルファバとグリンダという対照的なふたりの友情が描かれていますが、あらゆる世代の人に響く物語になっています。心を込めて演じたので、ぜひ多くの方に楽しんでいただきたいです!