漫画家・永井豪氏の代表作のひとつ「デビルマン」のOVAで、1987年に発売された「デビルマン 誕生編」と、その続編として90年にリリースされた「デビルマン 妖鳥シレーヌ編」の2作品が、初めて劇場上映されることが決定した。
原作「デビルマン」は、「週刊少年マガジン」(講談社刊)で1972~73年に連載。地上の支配をもくろみ暗躍する異形の怪物・デーモンの脅威に、デーモンの勇者・アモンを憑依させながらも人間の心をもつデビルマンになった少年・不動明が立ち向かっていく姿を描く。「マガジン」連載当時には、ストーリーや設定を原作から一部変更したテレビアニメが好評を博したが、永井氏自らの総指揮のもと制作された初のOVA化である「誕生編」はデビルマン誕生に至る物語の導入部を、続編「妖鳥シレーヌ編」は原作屈指の人気エピソードである妖鳥シレーヌとの激闘を、それぞれ原作のダークかつバイオレンスな作風を踏襲して映像化した内容となっている。不動明/デビルマン役は速水奨、監督は「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」の故・飯田馬之介さん。
今回の上映は制作35周年を記念し、国内最大級の映画・ドラマ・アニメのレビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」主催のリバイバル上映プロジェクトの一環として実施。2月14日から「誕生編」、2月21日から「妖鳥シレーヌ編」を各1週間限定で上映する。入場者にはオリジナル特典を配布予定。
チケット価格は1200円均一。上映劇場は東京・新宿ピカデリー、愛知・ミッドランドスクエア シネマ、大阪・なんばパークスシネマなど全国51館で、今後も順次追加される。