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ライアン・ゴズリング、「スター・ウォーズ」新作で主演へ 異例のスター起用に注目

映画.com 2025年1月24日 11時0分

 「バービー」で名実ともにハリウッドのトップスターとなったライアン・ゴズリングが、新「スター・ウォーズ」で主演を務める可能性が浮上したと、米ハリウッド・レポーターが報じている。「デッドプール&ウルヴァリン」のショーン・レビ監督による本作は、シリーズ45年の歴史で初めてトップスターの俳優を主演に迎える画期的な試みとなる。

 シリーズのキャスティングの歴史を紐解くと、「スター・ウォーズ」は、マーク・ハミルやハリソン・フォードなど、新進気鋭の若手俳優の登竜門として知られてきた。「ファントム・メナス」以降の新三部作では、ユアン・マクレガーやナタリー・ポートマン、リーアム・ニーソンが出演したものの、いずれも起用当時はこれからの俳優たちだった。そんな中、現役トップスターのゴズリングの起用は、シリーズの新たな挑戦といえる。

 本プロジェクトは2022年から入念な準備が進められ、レビ監督と「アダム&アダム」でコンビを組んだ脚本家ジョナサン・トロッパーが、1年以上かけて脚本を仕上げてきた。注目すべきは、本作が「スカイウォーカー・サーガ」とは一線を画した独立した物語として展開される点だ。

 ゴズリングの俳優としての軌跡も興味深い。「ドライヴ」「オンリー・ゴッド」では独特な存在感を放つダークヒーローを演じ、「ラ・ラ・ランド」でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた後、演技の幅を広げてきた。近年は「バービー」や「フォールガイ」で見せた明るく親しみやすいキャラクターでも高い評価を得ている。家庭を持つ俳優として、役柄選びにも変化が生まれ、最新作のSF大作「プロジェクト・ヘイル・メアリー(原題)」でも新境地を開拓している。

 撮影は今秋開始予定で、「ザ・マンダロリアン&グローグー(原題)」(2026年5月22日全米公開)に続く新作として期待されている。

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