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スコセッシ×ディカプリオ、史上最悪の連続殺人事件に挑む 「悪魔と博覧会」映画化へ前進

映画.com 2025年1月24日 18時0分

 アカデミー賞受賞俳優レオナルド・ディカプリオと巨匠マーティン・スコセッシ監督が、世紀末のアメリカで起きた凄惨な連続殺人事件の実話に挑む。20世紀スタジオが、エリック・ラーソンのベストセラー「悪魔と博覧会」の映画化権を獲得し、両者との契約交渉の最終段階に入っていると、米Deadlineが報じた。

 本作は、近代アメリカの繁栄を象徴する1893年シカゴ万博を舞台に、光と影の対照的な二人の人物を描く。一人は、「シカゴの白い街」と呼ばれた壮大な会場を設計した建築家ダニエル・H・バーナム。もう一人は、万博会場近くで「ホテル」と称した"死の館"を運営し、最大200人もの命を奪ったとされる殺人鬼、H・H・ホームズ医師だ。

 本企画は2010年にディカプリオが原作の権利を取得して以来、スコセッシ監督とともに温め続けてきた悲願のプロジェクト。一時はHuluでのドラマシリーズ化も検討されたものの頓挫。今回、20世紀スタジオの決断により、劇場公開作品として始動する運びとなった。

 製作陣には、「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」(2023)でもタッグを組んだディカプリオとスコセッシに加え、スタッシー・シャー、リック・ヨーン、そしてディカプリオの制作会社アッピアン・ウェイのジェニファー・ダビソンらが名を連ねる。脚本は現在執筆中だが、スタジオ側は早期の製作開始を目指している。

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