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「ハリー・ポッターと死の秘宝PART1」が今夜放送!あらすじ・キャストまとめ、ダニエル・ラドクリフのインタビューをご紹介

映画.com 2025年1月24日 21時0分

 ハリー・ポッターと闇の帝王・ヴォルデモートの最終決戦を描くシリーズ完結編の前編となる「ハリー・ポッターと死の秘宝PART1」が、日本テレビ系の金曜ロードショーで、本日1月24日午後9時から放送されます。映画.comでは、概要とあらすじ、キャスト情報のほか、シリーズを通して主演を務めてきたダニエル・ラドクリフのインタビューをお届けします。

 宿敵ヴォルデモートを倒すために必要な「分霊箱」を探すため、ホグワーツ魔法魔術学校から旅立ったハリーたちの冒険を描く本作は、シリーズ唯一のロードムービーとなっています。ようやくすべての謎が解決へと向かっていく上で最も重要な局面を迎える本作は「ハリー・ポッター」を見たことがない人でも十分に楽しめる内容となっています!

 メガホンをとったのは第5作目「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」からシリーズを任されてきたデビッド・イェーツ監督。シリアスな人間ドラマにエンタメ性を見事に融合させ、シリーズ後半を盛り上げてきました。本作を含めて残すところ2作となりましたが、ハリー役のダニエル・ラドクリフらレギュラーキャスト陣の頼もしい成長も感じさせる最終決戦の行く末を最後まで見届けていただきたいです。

【あらすじ】

ホグワーツ魔法魔術学校の校長、ダンブルドア(マイケル・ガンボン)がスネイプ(アラン・リックマン)によって殺され、闇の帝王・ヴォルデモート(レイフ・ファインズ)は、ますます力を強めていた。そんな中、ヴォルデモートはハリー(ダニエル・ラドクリフ)への本格的な攻撃を開始する。ヴォルデモートに対抗するために組織された「不死鳥の騎士団」のメンバーたちは、自在に姿を変えられる“ポリジュース薬”を使ってハリーを逃がそうとするが、そこでもまた新たな犠牲が出てしまう。

ダンブルドアの遺言を受け取ったハリーは、親友のロン(ルパート・グリント)、ハーマイオニー(エマ・ワトソン)と共に、ヴォルデモートの手下であるデスイーターを避けて人間界へ。彼を倒すには、ヴォルデモートの魂を収めた「分霊箱」を破壊するしかないと知った3人は、「分霊箱」を探す旅に出ることを決意する。そんな中、屋敷しもべ妖精クリーチャーの協力で、魔法省の役人であるアンブリッジ(イメルダ・スタウントン)が「分霊箱」を持っていることをつきとめる。

【キャラクター/キャスト/声優】

ハリー・ポッター:ダニエル・ラドクリフ(小野賢章)
ロン・ウィーズリー:ルパート・グリント(常盤祐貴)
ハーマイオニー・グレンジャー:エマ・ワトソン(須藤祐実)
ベラトリックス・レストレンジ:ヘレナ・ボナム=カーター(髙乃麗)
ルビウス・ハグリッド:ロビー・コルトレーン(斎藤志郎)
ヴォルデモート卿:レイフ・ファインズ(江原正士)
アラスター・“マッドアイ”・ムーディ:ブレンダン・グリーソン(小林修)
ルシウス・マルフォイ:ジェイソン・アイザックス(諸角憲一)
セブルス・スネイプ先生:アラン・リックマン(土師孝也)
ウィーズリー夫人:ジュリー・ウォルターズ(一龍斎貞友)
アーサー・ウィーズリー:マーク・ウィリアムズ(梅津秀行)
ドラコ・マルフォイ:トム・フェルトン(三枝享祐)
ジニー・ウィーズリー:ボニー・ライト(高野朱華)
フレッド・ウィーズリー:ジェイムズ・フェルプス(尾崎光洋)
ジョージ・ウィーズリー:オリバー・フェルプス(尾崎光洋)
ルーナ・ラブグッド:イバンナ・リンチ(三村ゆうな)

【ダニエル・ラドクリフのインタビュー】

 2001年公開のシリーズ第1作目「ハリー・ポッターと賢者の石」より10年にわたりタイトルロールを務めてきたダニエル・ラドクリフ。本作で一気にスターダムを駆け上がったラドクリフですが、最終章を迎えた当初はどんな心境だったのでしょうか?映画.comでは当時、彼の独占インタビューを紹介しました。

 同シリーズで押しも押されもせぬ大スターとなったラドクリフですが、映画史に残る大作の撮影を終えても、「きっと不思議な気持ちになって、つらいと思う。すぐに全く違うタイプの作品に取りかかるのが一番なんだろうけど、とにかく避けなければならないのは何もすることがないという状態だね。仲のいいクルーを自分の家に招いたりして、少しのんびりと過ごすのもいいかもしれない」とあくまで自然体でした。

 「すべてが終わってしまうということには、まだ実感が湧かないよ。来年は『努力しないで出世する方法(How to Succeed in Business Without Really Trying)』というブロードウェイ・ミュージカルに出演することが決まっているから、なるべくそれに集中してほかのことを考えないようにしている」と、その目線はすでに次なる舞台を見据えていたようです。

 「ハリー・ポッター」は豪華なセットや特撮が見所のファンタジー大作ですが、「ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人が旅をするシーンを、スウィンリー・フォレストというところで撮影した。前作は撮影所ばかりであまりロケ撮影がなく、クルーとともに大人数でロケ地へと移動することがなかったんだ。今回はウェールズの美しい海岸やスコットランド、オックスフォードにも行ったかな。さまざまなロケ地に行けたことは楽しかったし、映画のトーンがこれまでとは違ったものになっているから、観客もまた違う興味をもって見ることができる。とにかくいいシーンが盛り沢山だよ」と本作ならではの新たな魅力を語っていました。

 これまで力を合わせて強敵ヴォルデモートの陰謀を阻止してきたハリー、ロン、ハーマイオニーの3人でしたが、本作では困難を極める旅の途中でついに仲間割れをしてしまうことに。さらに、死喰い人たちの魔の手は母校ホグワーツまで及び、魔法界は史上最大の危機を迎えます。

 「ハリーの人生は、ずっとサバイバルの旅で毎日が試練なんだ。でも、今回はハリーだけではなく、ロン、ハーマイオニーの3人の関係性にとっても試練が与えられる。3人は、今日もまた怒りと底しれぬ不安に満ちた一日になるのではないかという恐怖から、朝起きる瞬間に勇気を奮い立たせるのも精いっぱい。だけど彼らはこの試練の意義を自覚している。自分自身、仲間、友人や家族のためだけではなく、もっとより大きな善のために闘っているという意識があるんだ。たった17歳なのに、自分や自分の人生を超越した大義をもてる3人はもう立派な大人だと思うし、だからこそ感動的なストーリーに仕上がっていると思う」

 本シリーズでイギリスを代表する俳優陣に囲まれ、主人公ハリーという大役を務めあげたラドクリフ。シリーズを通じ、まだ幼かったハリーとともに自身も俳優としての大きな成長を遂げられたようです。

 また、「シリウス・ブラック(ハリーの後見人)はずっと僕のお気に入りだけど、あの役をゲイリー・オールドマン以上に素晴らしく演じられる人はいないだろうね。今回、アラン・リックマン演じるセブルス・スネイプの素晴らしいスピーチがあるのだけど、誰もが彼の姿を見るたびに大地が揺れるかのような存在感に圧倒されてしまう。彼は、僕が今後も真剣に俳優業をやっていきたいという気持ちを深く理解してくれて、今でも支えてくれている。これだけのすばらしい人たちに囲まれていて、何も学ばないというのは至難の業だよ」と先輩俳優陣を心からリスペクトし、感謝を捧げていました。

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