中国発のアニメ映画「ヨウゼン」の日本語吹き替え版に、沢城みゆき、津田健次郎、夏絵ココが参加することがわかった。公開日は3月21日に決定し、主演の佐野晶哉(「Aぇ! group」)、増田俊樹らメインキャストのセリフ入り本編シーンを使用した特報(http://youtu.be/nkD4Z0IoljI)とキャラポスターが披露された。
本作は、「白蛇:縁起」「ナタ転生」で知られる中国のアニメーションスタジオ追光動画とチャオ・ジー監督が、中国の古典小説「封神演義」に登場する楊戩を主人公に描いた長編アニメーション。「封神演義」の登場人物を新解釈のオリジナルストーリーで紡ぎ、22年8月に中国で公開されると、美しくハイクオリティなグラフィックと大迫力のアクションが話題を呼び、中国国内で100億円以上の興行収入を記録する大ヒットとなった。
はるか昔、世界は仙界と人間界に分かれていた。しかし、殷と周の間で巻き起こった戦乱の末、仙界の勢力は衰弱し、二郎真君ことヨウゼンも数多くの仙人と同様、いまは落ちぶれて人間界で懸賞金稼ぎをしながら生活していた。そんなある日、ヨウゼンは自分の甥であるジンコウと偶然出会う。沈香は、手にすれば力が倍増するという「宝蓮灯」を探し、華山に閉じ込められていた母親を救出しようと旅をしていた。
2人の主人公のうち、“神の力”を失った賞金稼ぎのヨウゼンを佐野、“神の力”を盗んだ少年ジンコウを増田がそれぞれ演じ、“神の力”を追う謎の踊り子エンラ役で沢城、“神”への復讐を誓う将軍シンコウヒョウ役で津田、ヨウゼンの相棒コウテンケン役で夏絵が参加する。
「ヨウゼン」は3月21日公開。ムビチケは1月31日から各劇場で発売され、購入特典は特別デザインのクリアファイルとなる。
沢城、津田、夏絵のコメントは以下の通り。
【沢城みゆき(エンラ役)】
可憐さと美しさと気高さと、強さと慈愛と…!嗚呼多くは語れないけれど、なんかもう全部入りの魅力的な女性、エンラの日本語吹き替えをやらせていただきました、沢城みゆきです。彼女の魅力を、日本語でも溢さず伝え切れるかの勝負。吹き替え版でも楽しんでいただけますように。圧巻の映像のエネルギーと壮大な物語を、ぜひ!映画館で体験していただけたらと思います。
【津田健次郎(シンコウヒョウ役)】
ヨウゼン役の佐野君がアニメ収録に挑戦すると聞いていたので、まさか共演することになるなんて驚きでした。字幕版を観た観客の皆様のリクエストが決め手だったと伺い、とても嬉しかったです。
シンコウヒョウは、エキセントリックな一方で、実は能力が高いという格好良さもある、そんなキャラクターだと思います。ドラマチックでターニングポイントになる役どころを演じさせていただいたので、すごく有り難かったです。古典をベースにしつつ、ファンタジックでオリジナリティあふれる作品ですし、映像のクオリティも高く見どころ満載なので、劇場で観てもらえるいいなと思っています。
【夏絵ココ(コウテンケン役)】
はじめまして、夏絵ココです。じつは私は猫なのですが、今回は楊戩のやかましい相棒、哮天犬というわんちゃんです。哮天犬から見る楊戩の世界観は、刺激に溢れ、ピンチだって悪くない、と一緒に立ち向かえる仲間がいる彩りがある世界です。人一倍(犬一倍?)感情や考えてることが表情に出るとても活気のあるキャラクターです。劇場で観る際は、口より先に顔に色々と情報が出てしまう哮天犬にも注目してみてください! 素敵な作品に参加させていただき、本当にありがとうございます。