ダコタ・ジョンソンとショーン・ペンが共演するヒューマンドラマ「ドライブ・イン・マンハッタン」のオルタナティブポスターが公開された。イラストレーター・木内達朗氏が手がけ、煌びやかなニューヨークの街並みを背景にタクシーで移動する運転手と女性客の姿を独自の視点で描いている。
タクシー運転手と女性客。もう二度と会うことのない関係だからこそ、お互いの本音を打ち明けていくさまを描く。「ふたりで終わらせる IT ENDS WITH US」の脚本クリスティ・ホールが監督デビューを果たした。
オルタナティブポスターは、木内氏が本作をオリジナルの視点でとらえた構図のイラストが描かれている。ジョン・F・ケネディ空港からマンハッタンまでの道のりを、煌びやかなニューヨークの街並みを背景にタクシーで移動する運転手と女性客。深く広がる夜空、煌々と輝く街並み、二人が乗っているイエローキャブの距離や対比から、いろいろなドラマを想像させられるイラストになっている。
木内氏は、国内外で高い評価を得ているイラストレーター。独特のタッチと鮮やかな色彩で描かれる作品は、映画ポスターや書籍の装丁、広告ヴィジュアルなど多岐にわたる。ウッディ・アレン監督の「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」の日本オリジナルポスターでは、デザイナー・アートディレクターの大島依提亜氏と共に制作し、映画の雰囲気を表現。アキ・カウリスマキ監督の映画「枯れ葉」のオルタナティブポスターでは、独創的なデザインが話題に。また、ニューヨーク・タイムズやナショナル・ジオグラフィックなどの国際的なメディアにも作品が掲載され、国内外で注目されている。
「ドライブ・イン・マンハッタン」は2月14日から公開。木内氏のコメントは以下の通り。入場特典として、オルタナティブビジュアルポストカード(非売品/数量限定)の配布が決定した。
■木内達朗(イラストレーター)コメント
日本のタクシーでは起こりえないような、いかにもニューヨークならではという感じをどう表現するか考えました。摩天楼の間を走るようなシーンはほとんどないのですが、ポスターとしてはマンハッタンらしい夜景を入れたい。そのうえでタクシー、運転手と乗客をどう組み合わせて絵にするかがポイントでした。結局欲張って、全ての要素を盛り込みつつもシンプルなヴィジュアルになるように、タクシーの車内にフォーカスを当てました。