米ロサンゼルスに甚大な被害をもたらした山火事の発生から3週間が経過しようとするなか、署名活動「ステイ・イン・LA」キャンペーンが始まり、キアヌ・リーブスやライアン・ジョンソン、ベット・ミドラーらハリウッドからも多くの賛同が集まっている。
アレクサンドラ・ペックマン(「Channel ZERO」シリーズ脚本)とサラ・アディナ・スミス(「世界の終り」「レギオン」監督)が、約30人の映画製作者やショーランナーたちと立ち上げた同キャンペーンは、より多くのプロダクションがロサンゼルスに戻ることを奨励するために企画された。
全体的な災害救済活動の一環として、今後3年間、ロサンゼルス郡で撮影する作品に対する税制優遇措置の上限を撤廃することを提案するとともに、今後3年間、ロサンゼルスでの制作を少なくとも10%増やすことを約束するよう、スタジオや配信事業者に呼びかけている。
米Deadlineによれば、キャンペーン開始から5日間で、1万5000人以上の署名が集まった。最新の賛同者には、パティ・ジェンキンス、ジョーイ・キング、ズーイー・デシャネル、ジョシュア・ジャクソン、オリビア・ワイルド、アレックス・ウィンター、ケビン・ベーコン、コニー・ブリットン、チャーリー・ハナム、シアン・ヘダー、ジェイソン・ライトマンらが名を連ねる。
発起人の一人アディナ・スミスは、「この山火事により、私たちは互いになくてはならない存在であることに改めて気づきました。ロサンゼルスは、ここに住む人々のおかげで地球上のどこにもない特別な場所ですが、人々は仕事がなければ、ここにとどまり再建することができません」と活動に込めた思いを語っている。