中国の映画業界で新たな記録が誕生した。1月29日(旧正月初日)の初日累計興収が18.06億元(約385億円/猫眼電影より)となり、同国の“1日の累計興収”として歴代最高記録を更新した。なお、これまでの最高記録は、2021年2月12日の16.93億元(約365億円)。同じく旧正月初日の記録だった。
1月29日の累計動員は、約3515万人。上映回数は約50.6万回となり、平均のチケット料金は51.3元(約1100円)となった。
もっとも興収を稼ぎ出したのは、人気アニメ映画「ナタ 魔童降臨」(興収50.3億元=約1083億円)の続編「ナタ 魔童鬧海」。初日興収は4.86億元(約105億円)となっている。この数字はアニメ映画の初日興収としては歴代1位。アニメ&実写含めると、歴代5位の記録となっている。
2位は「唐人街探偵」シリーズの前日譚「唐人街探偵1900」(初日興収4.61億元=約99億円)、3位は製作費30億元(約646億円)がかけられた封神三部作の第2弾「封神 戦火西岐」(初日興収3.82億元=約81億円)、4位はツイ・ハーク監督と国民的スターのシャオ・ジャンがタッグを組み、金庸の武侠小説「射鵰英雄伝」を実写映画化した「射鵰英雄伝 侠之大者」(初日興収は2.6億元=約55億円)、5位は国民的アニメ「熊出没」シリーズ第12弾「熊出没 重啓未来」(初日興収1.39億元=約30億円)となっている。
なお、「封神 戦火西岐」(日本語字幕なし)は1月31日より、シネマート新宿ほか日本各地で上映される予定となっている。