上野樹里が、「ソング・オブ・ザ・シー海のうた」「ウルフウォーカー」などで知られるアイルランドのアニメーション・スタジオ、カートゥーン・サルーンの最新作「パフィンの小さな島」にゲスト声優として参加することがわかった。
本国アイルランドで“ポスト・スタジオジブリ”と称される制作会社カートゥーン・サルーンは、設立25周年を迎えた名門スタジオ。2Dの手描きアニメにこだわる独自のスタイルを貫き、アカデミー賞長編アニメーション賞に4度ノミネートを果たした。
本作で描くのは個性豊かな生き物たち。主人公は絶滅危惧種に指定されている海鳥パフィン（ニシツノメドリ）の女の子ウーナと弟のババ。個性豊かな生き物たちとともに、気候変動やそれに伴う移住を優しく描き出す。
上野が声を演じるのは、ウーナとババの冒険を温かく見守るお母さんのパフィン役。“人にも環境にも優しい”を目指したアパレルブランド「トゥイカウリ（Tui Kaui）」に携わるほか、自身のSNSを通じてエコ活動や環境意識を高めるための情報を発信するなど、SDGsや環境問題に深い関心を持っていたことから出演が決定した。
上野は、「ウーナのママがイザベルに、ある一言で希望を与えたように、安らぎの場所はきっと作れるという強さを皆さんに抱いて頂けるよう挑みたいと思います」と意気込みのコメントを寄せた。
「パフィンの小さな島」は5月30日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国ロードショー。
上野のコメント全文は以下の通り。
【上野樹里】
ウーナのママは、自分達がコントロール出来ない気候変動の環境下で、子供達みんながすくすくと育っていく事を願うママ鳥です。
そんなウーナのママがイザベルに、ある一言で希望を与えたように、安らぎの場所はきっと作れるという強さを皆さんに抱いて頂けるよう挑みたいと思います。