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「早くも年間ベスト級」「言葉にならない美しさ」 アルモドバル監督の“私服”も要注目の「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」メイキング写真

映画.com 2025年2月4日 15時0分

 ペドロ・アルモドバル監督の初の長編英語作品で、第81回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した最新作「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」(公開中)のメイキング写真が、このほど公開された。

 本作は、病に侵され安楽死を望む女性と彼女に寄り添う親友の最期の数日間を描く物語。「フィクサー」でアカデミー助演女優賞に輝いたティルダ・スウィントンと、「アリスのままで」でのアカデミー主演女優賞に加え、世界三大映画祭すべてで女優賞を受賞したジュリアン・ムーアが親友同士を演じ、繊細で美しい友情を体現している。

 1月31日から日本公開を迎えた「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」。都内の公開館では満席回も続出し、SNSには「早くも年間ベスト級がきた」「言葉にならない美しさ」「余韻から抜け出せない傑作」など、絶賛の口コミが相次ぎ、ミニシアターランキングでは初登場1位を記録した。

 メイキング写真は、アルモドバル監督、スウィントン、ムーアに加え、ジョン・タトゥーロが仲睦まじく撮影に励む様子が収められている。本作が初の英語長編となったアルモドバル監督だが、ニューヨークの撮影現場はいつものスペインでの雰囲気と極端に変わることは無かったようで、表情からもリラックスしていた様子が見てとれるだろう。

 スウィントンは「ヒューマン・ボイス」以来2度目、ムーアは本作が初のアルモドバル作品。アルモドバル監督の特徴でもある豊かな色彩については、このように語っている。

スウィントン「あれは一種の高揚感ですね。役者たちは多かれ少なかれ色彩の影響を受けるもので、素晴らしい演出方法の一つです。私とジュリアンはお互いの衣装に触発されていました」

ムーア「ペドロが愛してやまないのは音楽、芸術、色彩、美しさです。すべてが凝縮された彼の世界の一部になれることにテンションが上がりました」

 そしてそんな女優陣の華やかな衣装に負けないくらいカラフルなアルモドバル監督の私服も可愛らしいので、是非チェックしてみてほしい。

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