人気特撮シリーズの劇場版最新作「ウルトラマンアーク THE MOVIE 超次元大決戦!光と闇のアーク」の完成披露上映会が2月3日、東京・新宿ピカデリーで行われ、詰めかけたファンを前に、キャスト陣と監督が作品の魅力をアピールした。
この日は、ウルトラマンアークに変身する主人公で、怪獣防災科学調査所「SKIP」のメンバーでもある飛世ユウマ役の戸塚有輝をはじめ、ユウマの仲間である石堂シュウ役の金田昇、夏目リン役の水谷果穂、伴ヒロシ役の西興一朗、そして声の出演をした水野美紀、テレビシリーズでクロコ星人役として出演し、MCを務めたアキラ100%、メガホンをとった辻本貴則監督が登壇した。
水野が演じた役どころは完成披露まで伏せられていたが、物語のカギを握る「邪悪怪人レポ星人」であることが発表された。ウルトラマンに参加できる機会はもうないだろうと思っていたという水野だが、「宇宙人の役がまだあったなと思い、今回参加できてすごくうれしかったです」と出演の喜びを語った。そして、「ウルトラマンを苦しめる悪い宇宙人レポ星人ですが、全力で演じました。映画の輪がどんどん広がっていくように力を貸してください」と観客に語りかけた。
なお、本作ではシリーズ初となるウルトラマンが涙を流すシーンがあり、同シーンも含むテレビCMが上映されたが、演出について辻本監督は、「台本を進めていく中で、この流れは普通泣くよねと思ったので、スペシャルなことではなかった。蓋をあけてみたらウルトラマン初の試みだとわかった」と裏話を披露した。
また、主演の戸塚は「僕とシュウの友情、リンの活躍などバラエティに富んだ内容となっています。もう一度観たくなるような映画なので、ぜひ、劇場で観てください」とファンに呼びかけ、舞台挨拶を締めくくった。
劇場版「ウルトラマンアーク THE MOVIE 超次元大決戦!光と闇のアーク」は、2月21日から全国で公開。