2015年の第87回アカデミー賞で、助演男優賞ほか3部門を受賞したデイミアン・チャゼル監督の「セッション」が、公開10周年を記念し、「セッション デジタルリマスター」のタイトルで全国公開されることが配給のギャガから発表された。
「セッション」は、当時28歳だったチャゼル監督の長編第2作で、第30回サンダンス映画祭のグランプリと観客賞のダブル受賞を皮切りに世界各国の映画祭で注目を集め、賞レースを席捲。さらにアカデミー賞作品賞を含む5部門にノミネートされ、3部門受賞まで上り詰めた。
また、高校時代にバンドでジャズドラマーとして活躍したが、厳しい指導者に苦悩したチャゼル監督の体験から生まれた自伝的な物語。チャゼル監督の脚本に惚れ込んだジェイソン・ライトマン(「JUNO/ジュノ」「ゴーストバスターズ アフターライフ」)が製作総指揮を務めたことで知られている。
若きドラマーと完璧を求める鬼教師を演じきったのは、「トップガン マーヴェリック」のマイルズ・テラーと本作でアカデミー賞助演男優賞を受賞したJ・K・シモンズ。
「セッション デジタルリマスター」は、4月4日から全国公開。
【あらすじ】
世界的ジャズドラマーを目指して名門音楽学校に入学したニーマン(マイルズ・テラー)は、伝説の教師と言われるフレッチャー(J・K・シモンズ)の指導を受けることに。しかし、常に完璧を求めるフレッチャーは容赦ない罵声を浴びせ、レッスンは次第に狂気に満ちていく。