不朽の名作「ジュラシック」シリーズの新たな章の幕開けとなる「ジュラシック・ワールド リバース(原題)」が、「ジュラシック・ワールド 復活の大地」の邦題で、今夏に公開されることがわかった。あわせて、第1弾予告編が披露され、前作「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」(2022)から5年後の世界が切り取られている。
1993年、巨匠スティーブン・スピルバーグによって誕生した「ジュラシック・パーク」シリーズ。誰も見たことがない恐竜たちのリアルでスリリングな映像は、世界中を興奮させた。2015年には、さらにスケールアップした「ジュラシック・ワールド」シリーズが登場。シリーズ全6作の累計世界興行収入が9400億円以上を突破する、驚異的な記録を打ち立てている。
最新作の舞台は、前作から5年後。生態系のバランスが破壊された現在の地球になじめない恐竜たちは、かつて彼らが繁栄していた環境と似た気候の赤道直下の隔離された場所に生息していた。その熱帯生物圏のなかで最も巨大な三大恐竜が、人類に奇跡的な救命効果をもたらす薬の鍵を握っていた。
スピルバーグが製作総指揮を務め、本シリーズをこよなく愛し、「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」「ザ・クリエイター 創造者」を手がけたギャレス・エドワーズが初めてメガホンをとる。脚本には、スピルバーグ自ら監督を担当した「ジュラシック・パーク」「ロスト・ワールド ジュラシック・パーク」の脚本を担ったデビッド・コープが、28年ぶりにカムバック。製作には、長年にわたり本シリーズのプロデューサーを務め、「ツイスターズ」などで知られるフランク・マーシャルとパトリック・クローリーが名を連ねる。
スカーレット・ヨハンソン(「アベンジャーズ」シリーズ)が、本シリーズとしては初の女性主人公で、秘密工作の専門家ゾーラ・ベネットを演じる。ヨハンソンは本シリーズへの出演を長年熱望しており、悲願の参加となった。そして、ゾーラが最も信頼するチームリーダーのダンカン・キンケイド役に、「ムーンライト」「グリーンブック」で2度のアカデミー賞助演男優賞を受賞したマハーシャラ・アリ。古生物学者のヘンリー・ルーミス博士役に、「ブリジャートン家」「ウィキッド ふたりの魔女」のジョナサン・ベイリーを配した。
さらに、ルパート・フレンド(「アステロイド・シティ」)が大手製薬会社の代表マーティン・クレブス、マヌエル・ガルシア=ルルフォ(「オリエント急行殺人事件」)が遭難した民間人一家の父親ルーベン・デルガドに扮し、国際的に高い評価を得る実力派キャストたちが一堂に集結した。
予告編は、陸・海・空を舞台に、世界最大の恐竜からDNAを確保するため、ゾーラが極秘任務を任されるシーンから始まる。彼女が信頼するダンカンをはじめ、ヘンリー、マーティンらも登場し、任務遂行のため、船に乗り込む。しかし、任務に向かう途中、凶暴な海生生物に襲撃されて遭難した民間人のデルガド一家と出会い、行動をともにすることに。
やがて、ゾーラたちが漂着した島は、ジュラシック・パークの極秘研究施設が存在した禁断の場所だと明らかになる。そこには取り残された恐竜たちが生息しており、ゾーラたちは次々と衝撃的な事態に直面。映像には、シリーズのオマージュが多数ちりばめられており、ファン必見の胸熱シーンの数々が確認できる。
そして、歴代のシリーズに登場してきたおなじみの恐竜たちも次々に姿を現す。「ジュラシック・パークIII」以来の復活となるスピノサウルスをはじめ、賢く獰猛なラプトル、ゾーラたちに襲いかかる巨大なモササウルス、縦横無尽に空を舞うケツァルコアトルス、大きなエリマキが特徴的なディロフォサウルスが切り取られている。本作で初登場となる大型草食恐竜ティタノサウルスの姿もあり、縦横無尽に暴れ回る恐竜たちと対峙する、スリリングなアクションシーンにも注目だ。
「ジュラシック・ワールド 復活の大地」は、7月2日に全米公開、今夏に日本公開予定。