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「バック・トゥ・ザ・フューチャー4」製作要望に「ふざけるな」 共同脚本家が完全否定

映画.com 2025年2月7日 17時0分

 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズの新作を待ち望むファンの声が高まるなか、共同脚本家のボブ・ゲイルが映画続編への可能性に明確な態度を示した。SF・ファンタジー作品の功績を称えるサターン賞で、映画界への貢献を称えるジョージ・パル記念賞受賞の場で、新作を望む声に対し、毅然とした返答を繰り返していることを明かした。

 「『バック・トゥ・ザ・フューチャー4』はいつ作るのかと、しょっちゅう聞かれる。そのたびに『ふざけるな』と答えている」と、ゲイルは率直に語った。

 一方で、同氏はシリーズの新たな可能性に着目。「このシリーズはすでにブロードウェイ・ミュージカルとなり、これから世界ツアーも予定している。ロイヤル・カリビアン・クルーズでの上演も決まった。つまり、わたしは死ぬまで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に関わり続けることになる」と、意欲的な展開を示唆した。

 シリーズを手掛けたロバート・ゼメキス監督も同様の立場を表明。「スタジオから6カ月おきに打診がある」と明かしつつ、「新作や続編は絶対にない」と断言。さらに、マーティ役で知られるマイケル・J・フォックスも米バラエティのインタビューで、「新作の必要はないと思う。原作の素晴らしさを超えられるとは思えない」と語っている。

 製作陣の固い決意とは対照的に、今年40周年を迎える同シリーズへの期待は依然として高い。ブロードウェイで上演されたミュージカル版は、8000万ドルの興行収入を達成。1月に千秋楽を迎えるまでに500回以上の公演を重ねている。なお、日本では劇団四季による東京公演が4月6日に開幕する。

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