イーサン・ホークが、グレゴリー・ペックの代表作のひとつである西部劇「拳銃王」のリメイク企画を20世紀スタジオで進めていることが分かった。米Deadlineが第一報を報じた。
情報筋がDeadlineに語ったところによると、 ホークは脚本パートナーのシェルビー・ゲインズと共同で脚本を執筆するという。 脚本が完成すれば、ホークが監督を務める可能性もあるが、今のところ脚本とプロデュースの契約しか結んでいないと関係者は付け加えている。内部関係者によると、この企画はまだ初期の開発段階のようだ。
1950年に製作されたオリジナル版は、西部一の早撃ちと言われる悪名高きガンマンのジミー・リンゴ(ペック)が、別れた妻と復縁して静かな生活を送るために町を訪れるが、道中で喧嘩を売って挑んできた若者を正当防衛で射殺してしまったことから、復讐心に燃える者たちに狙われ、再び大きな騒動を引き起こしていく様を描いた。
ホークはこの映画を最も好きな作品の一つだと語っている。大人になってから鑑賞し、内容に悩んだ末、友人で長年の協力者であるリチャード・リンクレイターに相談し、彼の助言で理解を深めたと付け加えた。
ホークは最近、娘のマヤ・ホークを主演に迎えた「Wildcat(原題)」の脚本・監督・製作を手がけ、トロント映画祭でプレミア上映された。