ベン・アフレックが、新たなNetflixオリジナル映画「アニマルズ（原題）」で監督と主演を務めることが決定したと、米Deadlineが報じている。誘拐事件を描くスリラー作品として、「セックス・エデュケーション」で世界的な人気を博したジリアン・アンダーソンが共演する。
脚本は、アカデミー賞脚本賞にノミネートされた「キャプテン・フィリップス」のビリー・レイと、英俳優コナー・マッキンタイアーが共同執筆。ロサンゼルスでの撮影が予定されている。
本作は当初、アフレックが監督を務め、盟友のマット・デイモンが主演する構想だった。しかし権利関係の調整に時間を要するなか、デイモンがクリストファー・ノーラン監督の新作「The Odessey（原題）」への出演が決定。これを受け、アフレックが監督・主演の双方を担うことで、プロジェクトが前進することとなった。
製作を手がけるのは、アフレックとデイモンが2022年に立ち上げたアーティスツ・エクイティ。同社は、レッドバード・キャピタルからの出資を得ながら、クリエイターの権利と収益配分を重視した新しいビジネスモデルを実践している。アマゾンで配信された「AIR エア」や、Apple TV＋で配信された「インスティゲイターズ 強盗ふたりとセラピスト」など、配信プラットフォームを横断した作品展開で、ハリウッドの新たな製作スタイルを確立しつつある。
アフレックとデイモンは、別のNetflixスリラー「RIP（原題）」でも共演を果たしており、近日配信開始となる。一方、アンダーソンは先日、4シーズンに渡って主演を務めたNetflixの青春ドラマ「セックス・エデュケーション」が完結。本作での新たな役柄に期待が寄せられている。