阿部寛が主演を務める「ショウタイムセブン」(公開中)から、阿部と、主題歌「Human Factory -電造人間-」を担当し、本人役で出演もしている「Perfume」の特別コラボインタビュー映像(https://youtu.be/Ci8qCjUFDpM)がお披露目。物語にちなみ、「Perfume」が生放送アクシデント対応術を語り、阿部が感心するひと幕もあった。
本作は、渡辺一貴監督(「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」)が、韓国で大ヒットしたハ・ジョンウの主演映画「テロ, ライブ」を原作に、オリジナル展開を盛り込んだサスペンスエンタテインメント。午後7時、爆破犯からの1本の電話で、犯人との独占緊急生中継が始まる。テレビ局に爆弾が仕掛けられ、元人気キャスター・折本(阿部)が交渉役に指名される。なぜ彼が指名されたのか、犯人の正体と本当の目的とは――? 全てが明らかになるとき、折本は予測不能の決断を下す。
本編を鑑賞したメディアや映画ファンからは、「阿部寛の演技がとにかくすごい!」「劇場全体が固唾を飲んでいる」「ひりひりするような緊迫感」「文句なくおもしろい!」など、興奮の声が続々。さらにテレビ局を舞台に、国民的人気キャスターが追い込まれていくストーリーが、「あまりにもタイムリーな作品」「まるで今の日本を風刺しているよう」「今見るべき作品」と、注目を集めている。
特別コラボインタビュー映像で、本編の感想について、あ~ちゃんは「もうすごい緊張しちゃって、どうなっちゃうの?って。息をするのを忘れました」と、興奮気味。のっちは「いつもと違うことが起きたときの高揚感を感じてワクワクしました」と語る。かしゆかは「リアルタイムで進んでいくっていうのが斬新」といい、阿部を前に「飛び出てきたみたいです、ヒーローが!」と、喜びを爆発させた。対する阿部も「まさかこういう形でご一緒できるとは思わなかったので、聞いた瞬間すごい嬉しかったですね」と、照れながらも嬉しそうな表情を浮かべた。
リアリティを追求した演出が随所にちりばめられており、劇中のニュース番組「ショウタイム7」のスタジオ内のカメラマン役や、映像のスイッチングを行うテクニカルディレクター役として、実際のスタッフが撮影に参加。カメラ機材が多かった特殊な撮影現場について、阿部は「ショウタイム7のスタジオを実際に作ってやったのでリアルだった。実際に撮影しているカメラと劇中に登場するカメラがあったが、(不自然にならないように)撮影用のカメラを見てはいけない。けっこうパニックになりながらやっていました」と苦労を明かし、「Perfume」も「すごい計算されたカメラワーク。テンパって訳がわからなくなっちゃいそう……すごく難しいですね」と共感する。
阿部は長年にわたり、生放送で数々のパフォーマンスを行ってきた「Perfume」に、生放送中のアクシデントについて質問。「Perfume」は「マイクが落っこっちゃったり、セットのなかにヒールが挟まっちゃったり……その場合はちょっと背伸びしながら踊って、間奏中にグッと引っこ抜いてやり過ごしました」と、驚きのエピソードを披露した。
「モテキ」以来、約14年ぶりに劇映画に出演した「Perfume」は、音楽と映画の現場の空気感の違いに戸惑ったそう。かしゆかは、「音楽の現場だとたくさんのスタッフさんがけっこう和やかな空気を作ってくださるんですけど、今回撮影させていただいた時に、映画の現場だからか、すごく緊張感があって、本番前の静寂がすごくてプレッシャーがあった」と述懐。すると阿部は、「映画現場の準備期間は大人しくしてる。それで本番がきたらガッとやって、また静寂があって……と、ゆっくり進行していく」と、映画の撮影現場ならではの独特なペースを説明していた。