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「野生の島のロズ」アニー賞で最多9冠達成

映画.com 2025年2月11日 16時0分

 ドリームワークス・アニメーションの最新作「野生の島のロズ」が、アニメーション界で権威あるアニー賞で作品賞を含む9部門を受賞。アカデミー賞の長編アニメーション部門の有力候補として注目が集まっている。

 同作は、作品賞のほか、クリス・サンダースの監督賞、主人公ロズを演じたルピタ・ニョンゴの声優賞、クリス・バウアーズの音楽賞など、ノミネートされた全9部門で受賞を果たした。

 アニー賞は、国際アニメーション映画協会(ASIFA)のハリウッド支部が主催する権威ある賞として知られる。2002年以降のアカデミー賞長編アニメーション賞では、アニー賞作品賞受賞作の多くが受賞しており、アカデミー賞の行方を占う重要な指標とされている。

 同作は、ピーター・ブラウンによる児童文学を原作に、無人の山に流れ着いたロボットのロズが、野生動物たちとの交流を通じて成長していく姿を描く。繊細な感情表現と壮大な自然描写が高い評価を得ており、先日のPGA賞でもアニメーション部門賞を受賞した。

 一方、ラトビア映画「Flow」も作品賞(インディペンデント部門)と脚本賞の2冠を達成。本作もアカデミー賞にノミネートされており、長編アニメーション賞と国際長編映画賞の両部門での受賞が期待されている。

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