整った顔にすらりと伸びた手足。一見すると「お嬢さま」だが、白い道着に身を包むと凛とした武道家の姿がある。空手三段の女優・是永瞳は昨年よりTOKYO2020オリンピック空手のスペシャルアンバサダーに就任。最近では、テレビドラマ「ハゲタカ」(テレビ朝日系)に出演するなど女優としても躍進中だ。
趣味は食べ歩きで「カキ氷にハマっています」という是永。食べ物の話になると、知的な表情から一変、子どものようにキラキラとした目になる。武道家であり女優、いくつもの側面を持つ彼女の素顔に迫った。
――TOKYO2020オリンピック空手のスペシャルアンバサダーとして、どのような活動をしていますか?
「今後の活動としては空手選手のレポートなどをしていく予定です。女性層や小さいお子さんなどにも浸透するよう、空手を広めていければいいなと思います」
――アンバサダーとしての心がけは?
「東京オリンピックまでに2年ほどあるので、できる限り大会の会場に足を運んで、選手とのコミュニケーションを深めていきたいです。技だけじゃなく、選手の人柄も視聴者に伝えていければと考えています」
――空手は何年間続けてこられたのですか?
「小学校6年生から始めたので、だいたい10年間ですね。きっかけは父親に薦められたことです。両親が武道家で、末っ子には男の子が欲しかったと思うんです。それで最初は無理やり道場に連れて行かされて、いきなり道着の採寸が始まって(笑)。最初は嫌々だったのですが、試合で賞状をいただいたときにやる気がみなぎってきて。次の大会で負けたら“あの子、前回はまぐれだったんだ”と思われてしまうじゃないですか。それは悔しいと思ってのめり込んでいきました」
――空手を始めて変わったことは何ですか?
「空手は、強い感情を表に出して気合いを入れることも大事です。おとなしかった自分に感情の表し方を教えてくれました。武道なので、礼儀作法もたくさん学びました」
――空手以外にも運動をされていますか?
「東京に出てくるまでは、週7回で空手にどっぷりでした。今はそれ以外にもアクションレッスンやヨガ、クラシックバレエ、ダンスなどいろいろしています」
――食事などにも気を使っていますか?
「はい。好きなものを食べるようにしています」
――それは気を使っているのでしょうか(笑)。
「週に1回は必ずもつ鍋を食べています。後は、レバニラも好きです」
――食べ歩きが趣味だとか。お気に入りの食べ物は?
「カキ氷にハマっています。休みの日には遠出していろいろなお店に行きます。ゼリーが乗っていたり、見た目もかわいらしくて。最近だと東京・品川の『いちょうの木』のカキ氷がお気に入りですね。チーズが混ざったクリームやココナッツ・フレーバーなど、ベースがたくさんあって自分で組み合わせることもできるんです」
――大分県出身とのことですが、大分のオススメのグルメは?
「かぼすブリはぜひ食べていただきたいです。大分県特産のかぼすをエサに加えた養殖のブリで、食べるとほのかにかぼすの香りがするんです。脂も乗っていて、すごくおいしいですよ」
――テレビドラマ「ハゲタカ」では、渡部篤郎さん演じる芝野健夫の娘・芝野あずさ役として出演しています。どのような役作りをしていますか?
「骨太な経済ドラマですが、私は渡部さんとの掛け合いが多く、父親にしか見せないちょっと気の抜けた元気な役作りでもいいのかな、と。あずさは3話まではまだ幼く“家庭を顧みない父親を許せない!”と反抗的なキャラクターです。私は4話から成長した姿を演じますが、父親の働く背中を見て、自分も同じ道をたどっていきます」
――渡部さんはどんな方ですか?
「とてもピシッとしていてスマート。私が緊張しないよう、いつも渡部さんから話していただいて、和ませてくださいます。『僕の娘も空手を習わせたいと思っているんだよね』『今ここで蹴ってみてよ』とか。優しい方です」
――台本を覚えるのは得意な方だと思いますか?
「簡単でしょう、と思っていた自分を張り倒してやりたい(笑)。本当に演じるのは難しいと毎日思います。まだまだ不安で台本も現場に持って行っています。ただ演じること自体はとても面白くて。演技レッスンも“毎日あればいいのに!”と思います。大好きです。自分とは違う人生を疑似体験できることや、短い時間で自分に感情がここまであらわになるという新しい発見もあり新鮮です」
――「ハゲタカ」に登場するような、仕事に身を投じる男性をどう思いますか?
「ステキだと思います。頭がよくて物ごとを円滑に回してくれる人ってかっこいいですよね。もし自分に子どもができたとき、そんな父親の姿を見せたいなあ、とか思ってしまいます。でも日曜日は家族サービスもしてほしい(笑)」
――今後はどんな役に挑戦してみたいですか?
「ちょっと抜けている役とかやってみたいですね。着物も好きなので、刀を持ってアクションをする時代劇にもチャレンジしたいです。いい女優になるために、今もたくさんレッスンを重ねています。アクションに関しても、カット割りを必要としない動きができるようがんばっていきたいです」
趣味は食べ歩きで「カキ氷にハマっています」という是永。食べ物の話になると、知的な表情から一変、子どものようにキラキラとした目になる。武道家であり女優、いくつもの側面を持つ彼女の素顔に迫った。
――TOKYO2020オリンピック空手のスペシャルアンバサダーとして、どのような活動をしていますか?
「今後の活動としては空手選手のレポートなどをしていく予定です。女性層や小さいお子さんなどにも浸透するよう、空手を広めていければいいなと思います」
――アンバサダーとしての心がけは?
「東京オリンピックまでに2年ほどあるので、できる限り大会の会場に足を運んで、選手とのコミュニケーションを深めていきたいです。技だけじゃなく、選手の人柄も視聴者に伝えていければと考えています」
――空手は何年間続けてこられたのですか?
「小学校6年生から始めたので、だいたい10年間ですね。きっかけは父親に薦められたことです。両親が武道家で、末っ子には男の子が欲しかったと思うんです。それで最初は無理やり道場に連れて行かされて、いきなり道着の採寸が始まって(笑)。最初は嫌々だったのですが、試合で賞状をいただいたときにやる気がみなぎってきて。次の大会で負けたら“あの子、前回はまぐれだったんだ”と思われてしまうじゃないですか。それは悔しいと思ってのめり込んでいきました」
――空手を始めて変わったことは何ですか?
「空手は、強い感情を表に出して気合いを入れることも大事です。おとなしかった自分に感情の表し方を教えてくれました。武道なので、礼儀作法もたくさん学びました」
――空手以外にも運動をされていますか?
「東京に出てくるまでは、週7回で空手にどっぷりでした。今はそれ以外にもアクションレッスンやヨガ、クラシックバレエ、ダンスなどいろいろしています」
――食事などにも気を使っていますか?
「はい。好きなものを食べるようにしています」
――それは気を使っているのでしょうか(笑)。
「週に1回は必ずもつ鍋を食べています。後は、レバニラも好きです」
――食べ歩きが趣味だとか。お気に入りの食べ物は?
「カキ氷にハマっています。休みの日には遠出していろいろなお店に行きます。ゼリーが乗っていたり、見た目もかわいらしくて。最近だと東京・品川の『いちょうの木』のカキ氷がお気に入りですね。チーズが混ざったクリームやココナッツ・フレーバーなど、ベースがたくさんあって自分で組み合わせることもできるんです」
――大分県出身とのことですが、大分のオススメのグルメは?
「かぼすブリはぜひ食べていただきたいです。大分県特産のかぼすをエサに加えた養殖のブリで、食べるとほのかにかぼすの香りがするんです。脂も乗っていて、すごくおいしいですよ」
――テレビドラマ「ハゲタカ」では、渡部篤郎さん演じる芝野健夫の娘・芝野あずさ役として出演しています。どのような役作りをしていますか?
「骨太な経済ドラマですが、私は渡部さんとの掛け合いが多く、父親にしか見せないちょっと気の抜けた元気な役作りでもいいのかな、と。あずさは3話まではまだ幼く“家庭を顧みない父親を許せない!”と反抗的なキャラクターです。私は4話から成長した姿を演じますが、父親の働く背中を見て、自分も同じ道をたどっていきます」
――渡部さんはどんな方ですか?
「とてもピシッとしていてスマート。私が緊張しないよう、いつも渡部さんから話していただいて、和ませてくださいます。『僕の娘も空手を習わせたいと思っているんだよね』『今ここで蹴ってみてよ』とか。優しい方です」
――台本を覚えるのは得意な方だと思いますか?
「簡単でしょう、と思っていた自分を張り倒してやりたい(笑)。本当に演じるのは難しいと毎日思います。まだまだ不安で台本も現場に持って行っています。ただ演じること自体はとても面白くて。演技レッスンも“毎日あればいいのに!”と思います。大好きです。自分とは違う人生を疑似体験できることや、短い時間で自分に感情がここまであらわになるという新しい発見もあり新鮮です」
――「ハゲタカ」に登場するような、仕事に身を投じる男性をどう思いますか?
「ステキだと思います。頭がよくて物ごとを円滑に回してくれる人ってかっこいいですよね。もし自分に子どもができたとき、そんな父親の姿を見せたいなあ、とか思ってしまいます。でも日曜日は家族サービスもしてほしい(笑)」
――今後はどんな役に挑戦してみたいですか?
「ちょっと抜けている役とかやってみたいですね。着物も好きなので、刀を持ってアクションをする時代劇にもチャレンジしたいです。いい女優になるために、今もたくさんレッスンを重ねています。アクションに関しても、カット割りを必要としない動きができるようがんばっていきたいです」