玄関のドアを開けると、そこには4人の父親がーーまるでシュールレアリズムのようだが、これが映画『オー!ファーザー』の世界観。2股ならぬ“4股”をした母親のせいで、4人の父親との奇妙な同居生活を続ける主人公の高校生・由起夫がある日とんでもない大事件に巻き込まれ……。コメディなのにサスペンス。人気作家、伊坂幸太郎のベストセラーを原作にした一風変わった設定のこの物語は、撮影開始から完成までに約1年を要したという。
その魅力を伝えるべく、5月24日に角川シネマ新宿で行われた初日舞台挨拶では、豪華出演者が登場。主人公・由起夫役の岡田将生をはじめ、4人の父親役のうちの2人である佐野史郎と河原雅彦、ヒロインを演じる忽那汐里、裏社会を仕切るフィクサー役の柄本明、そして本作が長編映画デビューになる藤井道人監督が登壇した。ところが。
「……ちょっと、オレの話もうやめません?」とおもわず岡田が口を開くほど、どういうわけか舞台挨拶は岡田将生の印象の話に。
「お父さん4人に囲まれて、さぞかしうっとうしいことだったでしょう」(佐野)
「この人ねえ、『悪人』って映画で思いっきり僕をコンクリにぶつけたんですよねえ」(柄本)
「しかし挨拶前に、せっかく用意してくれた(今日の)白い衣装にコーヒーこぼすなんてねえ……まあ、そういうヤツなんですね」(河原)
それぞれ気ままに発言する重鎮たちに岡田はすっかり苦笑ぎみ。諸事情で登壇を欠席した“残る2人の父親” 役である俳優の村上淳と、お笑いタレントの宮川大輔もサプライズ映像で登場し、謎の漫才を繰り広げ暴走する。「岡田くん、きょうも相変わらず輝いてるよ!」とスクリーンのむこうから声をかける村上に「いや、わかんないでしょう。こっちからじゃ」と冷めたツッコミを入れる宮川。
「ほんとにステキなお父さんたちでしょう?」と棒読みで観客に問いかける岡田は「自由なの……。現場も自由……」とため息をつき、会場の笑いを誘う。ノビノビとした撮影だったであろう、そんな光景が目に浮かぶ舞台挨拶となった。
映画『オー!ファーザー』は5月24日(土)から角川シネマ新宿、テアトル梅田ほか、全国でロードショー。
©2014吉本興業
その魅力を伝えるべく、5月24日に角川シネマ新宿で行われた初日舞台挨拶では、豪華出演者が登場。主人公・由起夫役の岡田将生をはじめ、4人の父親役のうちの2人である佐野史郎と河原雅彦、ヒロインを演じる忽那汐里、裏社会を仕切るフィクサー役の柄本明、そして本作が長編映画デビューになる藤井道人監督が登壇した。ところが。
「……ちょっと、オレの話もうやめません?」とおもわず岡田が口を開くほど、どういうわけか舞台挨拶は岡田将生の印象の話に。
「お父さん4人に囲まれて、さぞかしうっとうしいことだったでしょう」(佐野)
「この人ねえ、『悪人』って映画で思いっきり僕をコンクリにぶつけたんですよねえ」(柄本)
「しかし挨拶前に、せっかく用意してくれた(今日の)白い衣装にコーヒーこぼすなんてねえ……まあ、そういうヤツなんですね」(河原)
それぞれ気ままに発言する重鎮たちに岡田はすっかり苦笑ぎみ。諸事情で登壇を欠席した“残る2人の父親” 役である俳優の村上淳と、お笑いタレントの宮川大輔もサプライズ映像で登場し、謎の漫才を繰り広げ暴走する。「岡田くん、きょうも相変わらず輝いてるよ!」とスクリーンのむこうから声をかける村上に「いや、わかんないでしょう。こっちからじゃ」と冷めたツッコミを入れる宮川。
「ほんとにステキなお父さんたちでしょう?」と棒読みで観客に問いかける岡田は「自由なの……。現場も自由……」とため息をつき、会場の笑いを誘う。ノビノビとした撮影だったであろう、そんな光景が目に浮かぶ舞台挨拶となった。
映画『オー!ファーザー』は5月24日(土)から角川シネマ新宿、テアトル梅田ほか、全国でロードショー。
©2014吉本興業