これまでドラマ、そして舞台で幾度となく演じられてきた、男子高校生たちの青春新体操ストーリー「タンブリング」。そのファイナルが、松下優也、須賀健太、菅谷哲也ら若手注目俳優たち出演のもと舞台化。
今回は、主演の松下優也演じる数々の部活を救ってきたスーパー助っ人：望月宙が、火賀淳平（須賀健太）率いる弱小男子新体操部を高校生活最後の大会へと導く学園青春ストーリー。これまでの作品とはひと味違った、新たな魅力が詰まった物語が誕生した。
６月７、８日に行われた横浜プレミアム公演も大好評のもと終了し、残すは６月28、29日の大阪公演、そして７月16〜21日の東京ファイナル公演のみ。現在も、目下稽古邁進中の彼らに加え、今回は保健室の養護教諭役として部員たちを見守る増田有華も交えた４人に、ファイナルに向けての今の心境を伺った。
——６月28、29日には大阪公演、そして来月はいよいよファイナルですね。
松下優也（以下、松下）「横浜公演が自信になっているのか、今は僕を含め、みんな芝居も新体操もすごく良くなってきていますね。やっぱり、一度本番でやれたのが大きかったと思います」
——「タンブリング」は男子新体操がテーマ。そもそもどんなイメージでした？
須賀健太（以下、須賀）「男子新体操は競技人口が少なくて、マイナーなイメージはありました。ただ、僕は体操やアクロバット的なことが好きで、『タンブリング』のドラマ版を見ていたときからかっこいいなと思っていて。だから、この作品に参加できるとわかったときはすごくうれしかったです」
菅谷哲也（以下、菅谷）「競技自体は知っていましたけど、僕は最初そこまでイメージがなかったですね。そして、実際に参加してみると稽古が大変で……」
——公式サイトにあがっている稽古中の動画を見ましたが、すごく大変そうですね。
須賀「ホント部活みたいな感じですよ。でも、今回は団体演技ということで、みんなで１つのものを作る感じがすごく楽しかったですね」
——松下さんはダンス経験は豊富ですが、新体操となると全然違いました？
松下「違いますね。今回は自分のダンス経験は抜きに、いちからやっていこうと思っていました」
——菅谷さんは新体操や器械体操の経験は？
菅谷「まったくないです」
——そのわりに、先日「テラスハウス」ではバク転を披露され、かなりいい感じでしたが。
菅谷「以前に比べればよくなってきましたけど、今は横浜公演から時間が空いてしまったので、これからまたしっかり準備していこうと思ってます」
須賀「ちょっとスランプ気味だったしね」
——スランプ？
須賀「毎回、稽古の様子を映像で撮ってみんなで共有してるんですけど、この前の映像を見てて、てっちゃん（菅谷）のバク転が変わってたんです。以前はすごくきれいにできていたのに、ちょっと恐怖が戻ってきた感じがして」
菅谷「やっぱり時間が空くと違いますね。感覚がズレたりして」
——バク転って恐怖心はないんですか？
菅谷「最初は怖かったですよ」
松下「そう、恐怖心との戦いですね。できない人間なんてほとんどいないと思うんです。恐怖心に打ち勝てるかどうかですね」
——体操経験者の須賀さんから見て２人の体操のポテンシャルは高かった？
須賀「優也君は身長もあるし、技が決まったときの美しさは一番でしたね。あとはダンスをやっていたので、魅せる術を知っている。てっちゃんは役柄同様、人一倍練習して、自分が納得するまで自主練したり、上辺だけじゃなく努力して積み上げていくところは本当にすごいなって思いました」
——増田さんは、今回そんな男子の世界を見ていていかがでした？
増田有華（以下、増田）「稽古中もホンマに部活みたいで、しかもみんな独りよがりでなく、すごく一致団結しているんです。そのチームワークの良さがいい方向に繋がったと思うし、近くで見ていてもすごく気持ちよかったですね」
松下「みんな仲がいんですよ。ぶつかるようなこともなかったし」
須賀「過去の作品に出演されていた先輩方も、今までで一番チームワークがあって、団体競技としての空気感が出てるって言っていて。すごくうれしかったですね」
——今回は舞台、一発勝負というプレッシャーがあると思いますが。
松下「当然ありますね。プレッシャーというか、緊張感というか。特に最後の新体操のシーンは。ただ、僕は深く考えすぎないようにしています。望月宙という役柄自体、本番で緊張するような人間じゃないので、そのキャラクターを引っ張らないといけないですし」
須賀「舞台では自分がやってきたことを信じてやるしかないと思うし、あとは周りの声、袖からみんなが声をかけてくれるので、それが力になってますね。毎回新体操のシーンでは稽古以上の力が出せていると思うので、これからも力まずに頑張れたらと思います」
——では、最後に今作の見所を教えてください。
菅谷「歌やダンス、芝居も新体操も、全部僕らが毎日リアルに積み上げた青春なので、その青春を生で感じてもらえればと思ってます」
須賀「新体操はもちろん、歌やダンスもあるエンターテインメント性の高い作品だと思うし、メンバーもみんな向上心があって、一歩階段を登ってもその次を目指してる。だから、何度見ても変化が見えると思います。特に新体操は日々レベルがあがっているので、ぜひ楽しみにしていてほしいです」
増田「青春ストーリーの王道って、自分でも見られへんものが多かったりしますけど、『タンブリング』はみんなが部活のように一生懸命頑張っているリアルな姿が表現されていて、本当に感動する作品になったと思います。（須賀）健太も言っていたように、私自身みんながよくなっていくのを近くで感じていて、毎回舞台ならではの新鮮な発見があると思うのでぜひ何度でも見てほしい、そう思っています」
松下「横浜公演以降も現状維持ではなく、みんなそれぞれ上を目指していて、舞台を重ねるごとによくなっていくと思うので、そこは楽しみにしていてほしいですね。そして、今回は『タンブリング』のファイナル、それにふさわしいステージにしたいと思っています。それは新体操だけでなく、お芝居も含めて。これからも稽古を続け、日々進化しながら、そして自分たちもそれを楽しみながら大阪公演、そしてファイナルに備えたいと思います」
今回は、主演の松下優也演じる数々の部活を救ってきたスーパー助っ人：望月宙が、火賀淳平（須賀健太）率いる弱小男子新体操部を高校生活最後の大会へと導く学園青春ストーリー。これまでの作品とはひと味違った、新たな魅力が詰まった物語が誕生した。
６月７、８日に行われた横浜プレミアム公演も大好評のもと終了し、残すは６月28、29日の大阪公演、そして７月16〜21日の東京ファイナル公演のみ。現在も、目下稽古邁進中の彼らに加え、今回は保健室の養護教諭役として部員たちを見守る増田有華も交えた４人に、ファイナルに向けての今の心境を伺った。
——６月28、29日には大阪公演、そして来月はいよいよファイナルですね。
松下優也（以下、松下）「横浜公演が自信になっているのか、今は僕を含め、みんな芝居も新体操もすごく良くなってきていますね。やっぱり、一度本番でやれたのが大きかったと思います」
——「タンブリング」は男子新体操がテーマ。そもそもどんなイメージでした？
須賀健太（以下、須賀）「男子新体操は競技人口が少なくて、マイナーなイメージはありました。ただ、僕は体操やアクロバット的なことが好きで、『タンブリング』のドラマ版を見ていたときからかっこいいなと思っていて。だから、この作品に参加できるとわかったときはすごくうれしかったです」
菅谷哲也（以下、菅谷）「競技自体は知っていましたけど、僕は最初そこまでイメージがなかったですね。そして、実際に参加してみると稽古が大変で……」
——公式サイトにあがっている稽古中の動画を見ましたが、すごく大変そうですね。
須賀「ホント部活みたいな感じですよ。でも、今回は団体演技ということで、みんなで１つのものを作る感じがすごく楽しかったですね」
——松下さんはダンス経験は豊富ですが、新体操となると全然違いました？
松下「違いますね。今回は自分のダンス経験は抜きに、いちからやっていこうと思っていました」
——菅谷さんは新体操や器械体操の経験は？
菅谷「まったくないです」
——そのわりに、先日「テラスハウス」ではバク転を披露され、かなりいい感じでしたが。
菅谷「以前に比べればよくなってきましたけど、今は横浜公演から時間が空いてしまったので、これからまたしっかり準備していこうと思ってます」
須賀「ちょっとスランプ気味だったしね」
——スランプ？
須賀「毎回、稽古の様子を映像で撮ってみんなで共有してるんですけど、この前の映像を見てて、てっちゃん（菅谷）のバク転が変わってたんです。以前はすごくきれいにできていたのに、ちょっと恐怖が戻ってきた感じがして」
菅谷「やっぱり時間が空くと違いますね。感覚がズレたりして」
——バク転って恐怖心はないんですか？
菅谷「最初は怖かったですよ」
松下「そう、恐怖心との戦いですね。できない人間なんてほとんどいないと思うんです。恐怖心に打ち勝てるかどうかですね」
——体操経験者の須賀さんから見て２人の体操のポテンシャルは高かった？
須賀「優也君は身長もあるし、技が決まったときの美しさは一番でしたね。あとはダンスをやっていたので、魅せる術を知っている。てっちゃんは役柄同様、人一倍練習して、自分が納得するまで自主練したり、上辺だけじゃなく努力して積み上げていくところは本当にすごいなって思いました」
——増田さんは、今回そんな男子の世界を見ていていかがでした？
増田有華（以下、増田）「稽古中もホンマに部活みたいで、しかもみんな独りよがりでなく、すごく一致団結しているんです。そのチームワークの良さがいい方向に繋がったと思うし、近くで見ていてもすごく気持ちよかったですね」
松下「みんな仲がいんですよ。ぶつかるようなこともなかったし」
須賀「過去の作品に出演されていた先輩方も、今までで一番チームワークがあって、団体競技としての空気感が出てるって言っていて。すごくうれしかったですね」
——今回は舞台、一発勝負というプレッシャーがあると思いますが。
松下「当然ありますね。プレッシャーというか、緊張感というか。特に最後の新体操のシーンは。ただ、僕は深く考えすぎないようにしています。望月宙という役柄自体、本番で緊張するような人間じゃないので、そのキャラクターを引っ張らないといけないですし」
須賀「舞台では自分がやってきたことを信じてやるしかないと思うし、あとは周りの声、袖からみんなが声をかけてくれるので、それが力になってますね。毎回新体操のシーンでは稽古以上の力が出せていると思うので、これからも力まずに頑張れたらと思います」
——では、最後に今作の見所を教えてください。
菅谷「歌やダンス、芝居も新体操も、全部僕らが毎日リアルに積み上げた青春なので、その青春を生で感じてもらえればと思ってます」
須賀「新体操はもちろん、歌やダンスもあるエンターテインメント性の高い作品だと思うし、メンバーもみんな向上心があって、一歩階段を登ってもその次を目指してる。だから、何度見ても変化が見えると思います。特に新体操は日々レベルがあがっているので、ぜひ楽しみにしていてほしいです」
増田「青春ストーリーの王道って、自分でも見られへんものが多かったりしますけど、『タンブリング』はみんなが部活のように一生懸命頑張っているリアルな姿が表現されていて、本当に感動する作品になったと思います。（須賀）健太も言っていたように、私自身みんながよくなっていくのを近くで感じていて、毎回舞台ならではの新鮮な発見があると思うのでぜひ何度でも見てほしい、そう思っています」
松下「横浜公演以降も現状維持ではなく、みんなそれぞれ上を目指していて、舞台を重ねるごとによくなっていくと思うので、そこは楽しみにしていてほしいですね。そして、今回は『タンブリング』のファイナル、それにふさわしいステージにしたいと思っています。それは新体操だけでなく、お芝居も含めて。これからも稽古を続け、日々進化しながら、そして自分たちもそれを楽しみながら大阪公演、そしてファイナルに備えたいと思います」