大ヒットしたアクション映画の続編、『るろうに剣心 京都大火編』と『るろうに剣心 伝説の最期編』が、二作連続公開! 佐藤 健演じる主人公・緋村剣心とともに、剣心の身を案じるピュアなヒロイン・神谷薫が、前作以上に成長して戻って来ました! もちろん薫役は、女優として大活躍中の武井咲。
薫として初めての本格アクションを披露した感想や、長く彼女を演じて気づいたこと、今現在の本音など、いろいろと直撃しました!
――ファン待望の続編となりますが、今回の薫は前回に比べると大人っぽいというか、成長したたくましい女性になっていますね!
「そうですね。前回の薫は神谷道場を一人で守っていて、強がっているけれどけなげで、普通の弱い女の子というキャラクターでしたが、今回は剣心たちと道場で一緒に生活しているスタートだったので、その時点で全然違いますよね。以前はお父さんが亡くなって一人でいたけれど、今は皆と一緒にいる。家族の温かみも感じて心が豊かになっていると思いましたし、剣心に対する想いや行動を見ていても成長したなあと(笑)。わたし自身も感じました」
――そして注目は、薫のアクションですよね。今回は薙刀を使って、道場ではなく、実践で勝負しちゃうという(笑)。
「本気で大変、リアルに身の危険を感じる撮影でした(笑)。息づかいも、たいていは自分のお芝居で表現することはありますが、今回は本気で息が上がってしまって(笑)。でも、大きなけがはなかったので、それは本当によかったなと思います。とにかくアクションシーンを大事にしていたので、薫が戦うシーンでは緊張しました。いい緊張感があるなか、味方がいるような安心感があったので、乗り越えた時は、すごくうれしかったですね」
――確かに、剣心とは離れていても、強い絆を観ていても感じました。改めて完成した映画を観た時、剣心演じる佐藤さんはいかがでしたか?
「前作であれだけのアクションを披露していて、今回もとても楽しみにしていましたが、今回は壁を登りたいと言っていて(笑)。さらなる野望を持っていて、この人はどこまでいくのかと思いました。その反面、プレッシャーも大変で、精神的にも肉体的にも過酷だったと思いますが、そういう姿を現場では見せなかったので、剣心は本当にカッコいいと思いました。まるで観客のように剣心はすごいなあって。戦って、壁登って、屋根を走って、そういうリアルなアクションを見せてくれるので、それは薫もついていくなって思いますね」
――薫の剣心に対するまっすぐな想いを観ていて、今作でもしっかりラブストーリーがありましたよね。演じる上で、注意したことはありますか?
「薫自身、一生懸命な女の子なので、それが愛情に比例するし、アクションシーンこそラブシーンだと大友監督と話していたので、戦えば戦うほど剣心に対する想いがあふれているように見えるし、好きです! と言っているシーンにしたかったので、思い切ってぶつかっていきました。戦いのシーンで頑張っていなければ、どうしてついてきたの? みたいになって、全然薫らしくないですよね。説得力がないシーンになることがすごく嫌だったから、女の子でもやれるのよって、剣心のためならわたしもするんだっていう強い想いを持って、アクションシーンをやりましたね」
――ちなみにストレートな薫と比べて、ご自身との共通点はありますか?
「薫がいる、あの時代だといいなと思うことは、ありますね。メールとか電話とかネットとか、そういうもので好きとか嫌いとか言うのではなくて、本当に自分自身で表現するアプローチは素敵だなと思うから。時代が違うので重ねて比べることはないですけど、薫みたいな人間でありたいなとは思います」
――さて、完結編の『るろうに剣心 伝説の最期編』で、神谷薫ともお別れですね。長く関わっただけに、離れてしまうことに特別な想いは?
「薫として濃い時間を過ごしてきたので、この時代の深い謎をまだまだ知りたいと思うこともありますし、彼女のことは性格的にもすごく好きなので、寂しいですね。薫からピュアな気持ちをもらう、心が洗われるような、これでいいんだっていう瞬間があったりもしたので、頻繁に会いたいですね(笑)。薫は――また演じたいですね」
――佐藤さんは剣心のことを“友達”と表現していました。武井さんにとっての薫とは?
「わたしは一人の別の人間として見ていて、友達みたいな距離感ではないので不思議ですが、彼女みたいな人がいれば本当にいいなって思いますね、あれほど真っ直ぐで、ピュアで素直な人が周囲にいるといいなって思うし、今みたいな時代だからこそ、彼女の強さみたいなものも大事だと思います。だから、今の時代に“るろ剣”みたいな作品を観ると、とても新鮮で激しくて、新しい。本来の人間はこうだ、とわたし自身は思いを新たにしますね」
映画『るろうに剣心 京都大火編』は、8月1日(金)より、『るろうに剣心 伝説の最期編』は、9月13日(土)より、二作連続超拡大全国ロードショー!
©和月伸宏/集英社 © 2014『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』製作委員会
取材・構成・撮影:鴇田 崇(OFFICE NIAGARA)
薫として初めての本格アクションを披露した感想や、長く彼女を演じて気づいたこと、今現在の本音など、いろいろと直撃しました!
――ファン待望の続編となりますが、今回の薫は前回に比べると大人っぽいというか、成長したたくましい女性になっていますね!
「そうですね。前回の薫は神谷道場を一人で守っていて、強がっているけれどけなげで、普通の弱い女の子というキャラクターでしたが、今回は剣心たちと道場で一緒に生活しているスタートだったので、その時点で全然違いますよね。以前はお父さんが亡くなって一人でいたけれど、今は皆と一緒にいる。家族の温かみも感じて心が豊かになっていると思いましたし、剣心に対する想いや行動を見ていても成長したなあと(笑)。わたし自身も感じました」
――そして注目は、薫のアクションですよね。今回は薙刀を使って、道場ではなく、実践で勝負しちゃうという(笑)。
「本気で大変、リアルに身の危険を感じる撮影でした(笑)。息づかいも、たいていは自分のお芝居で表現することはありますが、今回は本気で息が上がってしまって(笑)。でも、大きなけがはなかったので、それは本当によかったなと思います。とにかくアクションシーンを大事にしていたので、薫が戦うシーンでは緊張しました。いい緊張感があるなか、味方がいるような安心感があったので、乗り越えた時は、すごくうれしかったですね」
――確かに、剣心とは離れていても、強い絆を観ていても感じました。改めて完成した映画を観た時、剣心演じる佐藤さんはいかがでしたか?
「前作であれだけのアクションを披露していて、今回もとても楽しみにしていましたが、今回は壁を登りたいと言っていて(笑)。さらなる野望を持っていて、この人はどこまでいくのかと思いました。その反面、プレッシャーも大変で、精神的にも肉体的にも過酷だったと思いますが、そういう姿を現場では見せなかったので、剣心は本当にカッコいいと思いました。まるで観客のように剣心はすごいなあって。戦って、壁登って、屋根を走って、そういうリアルなアクションを見せてくれるので、それは薫もついていくなって思いますね」
――薫の剣心に対するまっすぐな想いを観ていて、今作でもしっかりラブストーリーがありましたよね。演じる上で、注意したことはありますか?
「薫自身、一生懸命な女の子なので、それが愛情に比例するし、アクションシーンこそラブシーンだと大友監督と話していたので、戦えば戦うほど剣心に対する想いがあふれているように見えるし、好きです! と言っているシーンにしたかったので、思い切ってぶつかっていきました。戦いのシーンで頑張っていなければ、どうしてついてきたの? みたいになって、全然薫らしくないですよね。説得力がないシーンになることがすごく嫌だったから、女の子でもやれるのよって、剣心のためならわたしもするんだっていう強い想いを持って、アクションシーンをやりましたね」
――ちなみにストレートな薫と比べて、ご自身との共通点はありますか?
「薫がいる、あの時代だといいなと思うことは、ありますね。メールとか電話とかネットとか、そういうもので好きとか嫌いとか言うのではなくて、本当に自分自身で表現するアプローチは素敵だなと思うから。時代が違うので重ねて比べることはないですけど、薫みたいな人間でありたいなとは思います」
――さて、完結編の『るろうに剣心 伝説の最期編』で、神谷薫ともお別れですね。長く関わっただけに、離れてしまうことに特別な想いは?
「薫として濃い時間を過ごしてきたので、この時代の深い謎をまだまだ知りたいと思うこともありますし、彼女のことは性格的にもすごく好きなので、寂しいですね。薫からピュアな気持ちをもらう、心が洗われるような、これでいいんだっていう瞬間があったりもしたので、頻繁に会いたいですね(笑)。薫は――また演じたいですね」
――佐藤さんは剣心のことを“友達”と表現していました。武井さんにとっての薫とは?
「わたしは一人の別の人間として見ていて、友達みたいな距離感ではないので不思議ですが、彼女みたいな人がいれば本当にいいなって思いますね、あれほど真っ直ぐで、ピュアで素直な人が周囲にいるといいなって思うし、今みたいな時代だからこそ、彼女の強さみたいなものも大事だと思います。だから、今の時代に“るろ剣”みたいな作品を観ると、とても新鮮で激しくて、新しい。本来の人間はこうだ、とわたし自身は思いを新たにしますね」
映画『るろうに剣心 京都大火編』は、8月1日(金)より、『るろうに剣心 伝説の最期編』は、9月13日(土)より、二作連続超拡大全国ロードショー!
©和月伸宏/集英社 © 2014『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』製作委員会
取材・構成・撮影:鴇田 崇(OFFICE NIAGARA)