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各国映画監督が絶賛するシガー・ロスの世界観に浸れる映画『グレート デイズ!』

Entame Plex 2014年9月4日 21時46分

8月29日より全国で公開中のフランス映画『グレート デイズ!−夢に挑んだ父と子−』。同作は、車いすの青年と失業中の父親が二人でトライアスロンの最高峰“アイアンマンレース”に挑戦して、家族の再出発を目指すという物語。

初日鑑賞者のアンケート調査に基づく満足度は97.5%、WEBやTwitterには「ものすごくあったかくて、ものすごく力強い映画」「あたたかい涙ってこういう涙だって、久々に感じました」「素直に泣いた快作だ。」などの感想が書き込まれ反響を呼んでいる。とりわけ、映画の予告編や最大の見せ場であるラストシーンに使用されている挿入歌についての書き込みも目立っているという。

使用されている楽曲は、アイスランド出身のポストロックバンド:シガー・ロスの4枚目のアルバム「Takk…」に収録されている「Hoppipolla」。彼らは、97年のアルバム・デビューから現在までにアルバム6作品を本国のアイスランド・チャートで1位に送り込むなど、瞬く間に世界中でブレイクし、02年の『( )』はグラミー賞ノミネートのほか、数々の賞を受賞した。

その勢いは留まることを知らず、世の映像作家達をも魅了。アイスランド人映画作家フリドリック・トール・フリドリクソン監督作『Angels of the Universe』のスコアをはじめ、アイスランド国内では他にドキュメンタリー映画『Hlemmur』のサントラも制作。2001年には、キャメロン・クロウ監督の熱烈な要望に応じて『バニラ・スカイ』に楽曲3曲を提供し、次作『幸せへのキセキ』ではサントラを制作。そのほか、ウェス・アンダーソン監督作『ライフ・アクアティック』、スサンネ・ビア監督作『アフター・ウェディング』、ダニー・ボイル監督作『127時間』などにも楽曲がこぞって使用されている。

元「CUT」副編集長で映画ライターの門間雄介氏は「シガー・ロスの楽曲には、悲しみも歓びも、優しさも美しさもすべてある。そのドラマ性、スケール感は、時として映画を上回るほど。サウンドトラックとして愛される理由はそこにあると思います」と、シガー・ロスの魅力を分析。

そんな彼らの楽曲が相乗効果をもたらす、映画『グレート デイズ!−夢に挑んだ父と子−』は、TOHOシネマズ日本橋、新宿武蔵野館他にて公開中。

©2014 NORD-OUEST FILMS PATHE RHONE-ALPES CINEMA
提供:ギャガ

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