株式会社みずほフィナンシャルグループは、金融経済教育の一環として、『空想科学読本』を刊行する空想科学研究所とコラボレーションし、4月25日より「空想金融教室プロジェクト」を開始した。
本プロジェクトは、高等学校での必修化など現代において必要不可欠となった「金融経済教育」を、より多くの人にわかりやすく、楽しみながら学んでもらうために立ち上げたプロジェクト。〈みずほ〉が総合金融グループとして培ってきた金融知見やノウハウと、マンガやアニメ、ゲームなどの空想の世界を科学的に検証する空想科学研究所の発想力を組み合わせ、「さるかに合戦における、柿のタネとおにぎりの交換のリスクとリターンは?」「浦島太郎は、竜宮城に行く前に何をしていればお金が増えたのか?」など、子どもから大人まで親しまれているさまざまなお話を「お金」という観点から再構成している。
初回は、日本昔話を題材に3つの授業を展開。『さるかに合戦』を題材に「取引」の仕組み、『浦島太郎』を題材に「資産の増やし方」の仕組み、『桃太郎』を題材に「事業計画」の仕組みについて紐解いていく。
みずほフィナンシャルグループ 空想金融教室プロジェクトリーダーの山浦 康二は、「『金融』という言葉にはどうしても難しくて堅苦しいイメージがあります。でも、いざその考え方や知識を学んでみると社会の見方が変わって世の中が面白くみえてきたり、人生が豊かになると信じています。だからこそ、私たちは金融という一見とっつきづらいテーマを、誰もが楽しみながら学べるようにしたいと思い、この度、空想科学研究所のみなさまと空想金融教室というプロジェクトを立ち上げました。本取り組みが、誰かにとっての、より良い未来の創造の一助となれば幸いです」とコメントを寄せている。
また、今回のプロジェクトの始動に伴い、空想科学研究所 主任研究員・柳田理科雄からもコメントが到着。
――本企画の話を聞いた時の感想を教えてください。
「そう来たか!」と思いました。僕は『空想科学読本』などで、アニメや昔話の世界を科学的に考えてきましたが、それは僕が科学好きだったからです。社会学でも文学でも、専門家が真剣に考えたら面白くなるだろうなあ、とずっと思っていたのですが、みずほフィナンシャルグループさんから「金融で」と相談されたときには、「その視点はなかった!」と驚き、モーレツにわくわくしました。
また、僕は30代のときに、自分で学習塾を経営し、数年でツブした経験があります。会社経営はもちろん、おカネの問題などまったく知らないまま事業を始めてしまったのも、要因だと思います。
僕らが子どもの頃は「おカネのことを考えるなんて」という風潮がありましたが、大切なことなのだから、子どものうちからちゃんと考えるべきですよね。
僕みたいに失敗しないように、子どもたちがおカネについての知識や考え方などを自然と身につけられる企画にしたい、と強く思いました。
――「空想金融教室プロジェクト」を執筆するうえで、意識されていることはありますか?
僕自身、金融についての知識は乏しいのですが、そこは包み隠さず、子どもと同じ立場(場合によっては子どもより無知)に立って、話を進めたいと思っています。子どもたちに「このプロジェクトでおカネについていっしょに学び、いっしょにおカネ持ちになろうぜ!」という露骨な姿勢をビシビシ伝えたい。
一方で、話があまり専門的になってしまうと、まだ金融の知識が少ない子どもたちは置いてけぼりになる可能性があるので、まずは「楽しんでもらえるように」と意識することが何より大切だと思っています。
――「空想金融教室プロジェクト」を通して、どんなことを伝えたいですか?
みずほフィナンシャルグループの方たちのお話を伺って実感するのは、金融においても、正直さや誠実さといった「人間として当たり前のこと」が大切なんだな、ということです。
お説教っぽい印象の原稿にはしたくないので、露骨に言葉で書くことは少ないですが、実際のみずほさんのお話のなかには「ちゃんと働こう」とか「正直に言おう」といった言葉が本当によく出てきます。全体としてそういう姿勢はしっかり伝えたいところです。
要は、みずほさんたちと接していて、そのたびに僕が感じていることが子どもたちに伝われば……と思っています。それによって、未来の子どもたちが、おカネに対して前向きに取り組み、その力を使って幸せな世の中を築いていくことを願っています。
本プロジェクトは、高等学校での必修化など現代において必要不可欠となった「金融経済教育」を、より多くの人にわかりやすく、楽しみながら学んでもらうために立ち上げたプロジェクト。〈みずほ〉が総合金融グループとして培ってきた金融知見やノウハウと、マンガやアニメ、ゲームなどの空想の世界を科学的に検証する空想科学研究所の発想力を組み合わせ、「さるかに合戦における、柿のタネとおにぎりの交換のリスクとリターンは?」「浦島太郎は、竜宮城に行く前に何をしていればお金が増えたのか?」など、子どもから大人まで親しまれているさまざまなお話を「お金」という観点から再構成している。
初回は、日本昔話を題材に3つの授業を展開。『さるかに合戦』を題材に「取引」の仕組み、『浦島太郎』を題材に「資産の増やし方」の仕組み、『桃太郎』を題材に「事業計画」の仕組みについて紐解いていく。
みずほフィナンシャルグループ 空想金融教室プロジェクトリーダーの山浦 康二は、「『金融』という言葉にはどうしても難しくて堅苦しいイメージがあります。でも、いざその考え方や知識を学んでみると社会の見方が変わって世の中が面白くみえてきたり、人生が豊かになると信じています。だからこそ、私たちは金融という一見とっつきづらいテーマを、誰もが楽しみながら学べるようにしたいと思い、この度、空想科学研究所のみなさまと空想金融教室というプロジェクトを立ち上げました。本取り組みが、誰かにとっての、より良い未来の創造の一助となれば幸いです」とコメントを寄せている。
また、今回のプロジェクトの始動に伴い、空想科学研究所 主任研究員・柳田理科雄からもコメントが到着。
――本企画の話を聞いた時の感想を教えてください。
「そう来たか!」と思いました。僕は『空想科学読本』などで、アニメや昔話の世界を科学的に考えてきましたが、それは僕が科学好きだったからです。社会学でも文学でも、専門家が真剣に考えたら面白くなるだろうなあ、とずっと思っていたのですが、みずほフィナンシャルグループさんから「金融で」と相談されたときには、「その視点はなかった!」と驚き、モーレツにわくわくしました。
また、僕は30代のときに、自分で学習塾を経営し、数年でツブした経験があります。会社経営はもちろん、おカネの問題などまったく知らないまま事業を始めてしまったのも、要因だと思います。
僕らが子どもの頃は「おカネのことを考えるなんて」という風潮がありましたが、大切なことなのだから、子どものうちからちゃんと考えるべきですよね。
僕みたいに失敗しないように、子どもたちがおカネについての知識や考え方などを自然と身につけられる企画にしたい、と強く思いました。
――「空想金融教室プロジェクト」を執筆するうえで、意識されていることはありますか?
僕自身、金融についての知識は乏しいのですが、そこは包み隠さず、子どもと同じ立場(場合によっては子どもより無知)に立って、話を進めたいと思っています。子どもたちに「このプロジェクトでおカネについていっしょに学び、いっしょにおカネ持ちになろうぜ!」という露骨な姿勢をビシビシ伝えたい。
一方で、話があまり専門的になってしまうと、まだ金融の知識が少ない子どもたちは置いてけぼりになる可能性があるので、まずは「楽しんでもらえるように」と意識することが何より大切だと思っています。
――「空想金融教室プロジェクト」を通して、どんなことを伝えたいですか?
みずほフィナンシャルグループの方たちのお話を伺って実感するのは、金融においても、正直さや誠実さといった「人間として当たり前のこと」が大切なんだな、ということです。
お説教っぽい印象の原稿にはしたくないので、露骨に言葉で書くことは少ないですが、実際のみずほさんのお話のなかには「ちゃんと働こう」とか「正直に言おう」といった言葉が本当によく出てきます。全体としてそういう姿勢はしっかり伝えたいところです。
要は、みずほさんたちと接していて、そのたびに僕が感じていることが子どもたちに伝われば……と思っています。それによって、未来の子どもたちが、おカネに対して前向きに取り組み、その力を使って幸せな世の中を築いていくことを願っています。