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小池百合子知事が期待寄せる「介護を“憧れ”の仕事に」

Entame Plex 2024年12月20日 19時30分

介護を学ぶ学習まんが「大研究! 笑顔をつなぐ!介護の仕事」(講談社ビーシー刊)の贈呈式が19日、東京・都庁第一本庁舎の応接室で開かれ、小池百合子知事に書籍が手渡された。

この贈呈式は、子どもたちにとって介護を身近に感じてもらうため、介護事業大手SOMPOケアが制作協力した同漫画を小学校や公立図書館に贈呈することを記念したもの。書籍を受け取った小池知事は「これからいわゆる団塊の世代の方々が、後期高齢者に入る時代を迎える。それに伴い、介護の人材もますます必要になってくる」と話した。

また、今年6月にSOMPOケアの研修所を視察したと言い「介護の人材の確保というのは、本当に社会全体のニーズだと思う。今回、都内の小学校1,300校、そしてまた380の図書館の方にこの書籍を頂戴した。これからますます安心で安全な社会づくりが必要とされている。子どもの頃から社会の仕組みや介護の大切さをしっかり楽しく学んでいくことが必要かと思う」とコメントし、未来の介護の重要性を強調した。



書籍を手渡したSOMPOケアの鷲見隆充・代表取締役CEOは、はじめに今年6月に東京都が実施した「居住支援特別手当」について礼を述べ「我々介護職は本当に人が足りていない。介護は数々の人の力やデータテクノロジーを使っていかなくてはならないが、従来『3K(きつい・汚い・危険)』と言われたこともある。SOMPOケアはこれを『変えていく、感動できる、価値ある』のニュー3Kに変えたいと思いがあり、子どもたちの憧れの仕事にしていこうということで、この本をつくった」と続けた。

本贈呈式には、小池知事や鷲見氏のほか、教育庁指導部の坂本教喜・義務教育指導課長、教育庁の山本謙治・地域教育支援部長、SOMPOケアの霜出浩司・東京本部長、同・恒松敬子CHROが出席した。



「大研究! 笑顔をつなぐ!介護の仕事」は、主人公が祖母の骨折をきっかけに、介護に触れていくストーリー。介護の基本をはじめ、施設介護サービス、在宅介護サービスといった介護保険制度、そして介護現場に導入されているさまざまな最新テクノロジーなどを学んでいく内容になっている。

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