すでに世界40か国で公開され、イギリスでは初週興行成績がアニメ―ションとしては異例のランキング第2位を記録! また、韓国ではBIGBANGのテソンやf(X)のソルリが声優を務めたことでも話題となった映画『サミーとシェリー 七つの海の大冒険』がいよいよ日本でも公開された。離れ離れになったシェリーと再会するため、大海原に旅に出るウミガメのサミーの大冒険は、家族、友情、勇気、そして自然への敬意など、人間界にも通じるテーマが満載で、映画館でじっくりと見届けたい感動作。本作の日本語吹替え版で声優としてヒロイン・シェリー役を務めた鈴木あきえと、お節介な青ウミガメ・ベラ役を熱演した映画コメンテーターのLiLiCoに、本作の魅力を語ってもらった。
――今回、おふたりが演じるキャラクターは個性豊かなウミガメ。人間ではないキャラクターを演じるにあたり、収録の前に演技プランなどは立てましたか?
鈴木あきえ(以下、鈴木)「最初にお話をいただいた時に、二度聞きしました(笑)。しかもヒロインと聞いて、まあこれはウソだろうと(笑)。私は人よりも声が低く、かさついているので、何かの間違いだろうと思いましたね。でも、これがウミガメだと聞いて、ちょっと低音でも大丈夫かなと。それでノドのケアなどをして収録に臨みました。声色は特に決めずに、監督と相談して子供時代は高く、大人は今の声でいこうと。大人のシェリーは自然体で演じています」
LiLiCo「(でも、あきえちゃんの声は)いつもと違う気がしたよ。誰ですか? って(感じで……最初)、わからなかった」
鈴木「うれしい! シェリーはちょっと妖艶で、男を誘うような小悪魔っぽい表情が多いわけですよ(笑)。そういう艶っぽいセクシーな声を出そうとは心がけていましたね」
LiLiCo「あきえちゃんはかわいいけれど、色気はないもんね(笑)。お友だちになりたい女性タレントとしては第一位のタイプ。私はだいたい叱られたい女性タレントのナンバーワンです(笑)」
――そういう意味でもLiLiCoさんは、ベラにピッタリのキャスティングでしたよね(笑)。
LiLiCo「ベラが出てきた時に、おせっかいなオバサンで、あ、これは私だなと。何の役作りも要らず、この声でいこうと。とても面倒見のいい性格で、私に似ていると思いました」
――鈴木さんは声優初挑戦ということで、声優としても経験豊富なLiLiCoさんに何か相談しましたか?
鈴木「初めてだったので“よろしくお願いします!”と、(王様の)ブランチのCM中に話しました(笑)。LiLiCoさんが先で録る日が違ったので、私後を追っかけますね、みたいな」
LiLiCo「私以外の皆さんは(収録が)一緒だったみたいですね。その時に私の録音が流れたみたいで」
鈴木「画面の前に4本だけマイクがあって、声優さんたちは自分の番が終わったら戻るみたいな、ちょっとパフォーマンスっぽく収録するシステムも初体験で(笑)。最初、私1人で収録すると思っていたので、いろいろと先輩の方々に教えていただいて助かりました」
LiLiCo「ベテランの皆さんが何十年もやっているマイクの譲り合いとか、大先輩に囲まれて初めての経験だったということで、あきえちゃん、相当緊張されたと思いますよ(笑)」
鈴木「ベラも完璧でしたね。いないのに怖い(笑)、声の存在感、ここまであるかと思いましたよ」
――この『サミーとシェリー 七つの海の大冒険』、様々な人たちに観てほしいと思いますが、たとえば女性と男性、別々に作品の紹介をするとしたら、どうアピールしますか?
鈴木「独身の女性には、まっすぐで温かいサミーの一途な気持ちを感じてほしい! 私、そういう恋愛に触れてこなかったので、心がとっても温かくなりました(笑)。ママたちには子供と一緒に観て、映画館を出た後に、いろいろな話をしてほしいなって思います」
LiLiCo「男性には、シェリーちゃんの、たまに興味がなさそうなそぶりを観てほしいかな。すねちゃったような態度ですよね。私は男性の要素が多いので、ちょっと興味を持っちゃって、好きになる感覚ってこれかと! だから、大いにダマされてほしいですね!(笑)」
映画『サミーとシェリー 七つの海の大冒険』は、全国上映中!
© Around the World in 50 Years S.P.R.L.
取材・構成・撮影/鴇田 崇(OFFICE NIAGARA)
――今回、おふたりが演じるキャラクターは個性豊かなウミガメ。人間ではないキャラクターを演じるにあたり、収録の前に演技プランなどは立てましたか?
鈴木あきえ(以下、鈴木)「最初にお話をいただいた時に、二度聞きしました(笑)。しかもヒロインと聞いて、まあこれはウソだろうと(笑)。私は人よりも声が低く、かさついているので、何かの間違いだろうと思いましたね。でも、これがウミガメだと聞いて、ちょっと低音でも大丈夫かなと。それでノドのケアなどをして収録に臨みました。声色は特に決めずに、監督と相談して子供時代は高く、大人は今の声でいこうと。大人のシェリーは自然体で演じています」
LiLiCo「(でも、あきえちゃんの声は)いつもと違う気がしたよ。誰ですか? って(感じで……最初)、わからなかった」
鈴木「うれしい! シェリーはちょっと妖艶で、男を誘うような小悪魔っぽい表情が多いわけですよ(笑)。そういう艶っぽいセクシーな声を出そうとは心がけていましたね」
LiLiCo「あきえちゃんはかわいいけれど、色気はないもんね(笑)。お友だちになりたい女性タレントとしては第一位のタイプ。私はだいたい叱られたい女性タレントのナンバーワンです(笑)」
――そういう意味でもLiLiCoさんは、ベラにピッタリのキャスティングでしたよね(笑)。
LiLiCo「ベラが出てきた時に、おせっかいなオバサンで、あ、これは私だなと。何の役作りも要らず、この声でいこうと。とても面倒見のいい性格で、私に似ていると思いました」
――鈴木さんは声優初挑戦ということで、声優としても経験豊富なLiLiCoさんに何か相談しましたか?
鈴木「初めてだったので“よろしくお願いします!”と、(王様の)ブランチのCM中に話しました(笑)。LiLiCoさんが先で録る日が違ったので、私後を追っかけますね、みたいな」
LiLiCo「私以外の皆さんは(収録が)一緒だったみたいですね。その時に私の録音が流れたみたいで」
鈴木「画面の前に4本だけマイクがあって、声優さんたちは自分の番が終わったら戻るみたいな、ちょっとパフォーマンスっぽく収録するシステムも初体験で(笑)。最初、私1人で収録すると思っていたので、いろいろと先輩の方々に教えていただいて助かりました」
LiLiCo「ベテランの皆さんが何十年もやっているマイクの譲り合いとか、大先輩に囲まれて初めての経験だったということで、あきえちゃん、相当緊張されたと思いますよ(笑)」
鈴木「ベラも完璧でしたね。いないのに怖い(笑)、声の存在感、ここまであるかと思いましたよ」
――この『サミーとシェリー 七つの海の大冒険』、様々な人たちに観てほしいと思いますが、たとえば女性と男性、別々に作品の紹介をするとしたら、どうアピールしますか?
鈴木「独身の女性には、まっすぐで温かいサミーの一途な気持ちを感じてほしい! 私、そういう恋愛に触れてこなかったので、心がとっても温かくなりました(笑)。ママたちには子供と一緒に観て、映画館を出た後に、いろいろな話をしてほしいなって思います」
LiLiCo「男性には、シェリーちゃんの、たまに興味がなさそうなそぶりを観てほしいかな。すねちゃったような態度ですよね。私は男性の要素が多いので、ちょっと興味を持っちゃって、好きになる感覚ってこれかと! だから、大いにダマされてほしいですね!(笑)」
映画『サミーとシェリー 七つの海の大冒険』は、全国上映中!
© Around the World in 50 Years S.P.R.L.
取材・構成・撮影/鴇田 崇(OFFICE NIAGARA)