Infoseek 楽天

藤江れいなインタビュー! 主演作、NMB48への移籍、そして家族への想いを語る

Entame Plex 2014年10月16日 12時12分

NMB48の藤江れいな主演による映画『いつかの、玄関たちと、』が、10月18日(土)にいよいよ公開に。不思議なタイトルの本作は、神奈川県の過疎化が進行する小さな街を舞台に、両親と33人で穏やかに暮らす18歳の女子高生が、長らく疎遠だった姉と自分と同い年の姉の娘が突然家に戻ったことで、“家族”について想いを新たにしていく物語。自身も活動の拠点を大阪に移したことで、離れて暮らす家族の存在について想うこともあるという藤江が、映画、家族、そして現在の心境について語ってくれた。



――今回の映画は不思議なタイトルですね。惹かれるものがあります。
「そうですね。“いつかの玄関”であればしっくりくるけれど、この“たちと”が不思議ですよね。台本を読み進めていくうちに、それぞれの家族の物語の意味があることを理解しました。実際に台本には家族というワードも多くて、観てくださる方たちが家族のことをもっと考えていただければなとも思いました。人生には仕事で自分が生まれ育った街を離れてしまうこともあると思いますが、そこに戻った時って懐かしい感覚になりますよね。不思議と心が温まるというか。この映画は、そういう感覚を思い出すきっかけにもなると思いますね」

――突然家族構成が変わる大塚あやめという女子高生の主人公を演じていかがでしたか?
「この物語は、私が演じる大塚あやめという女の子に、一度も会ったことのない姉が突然現れて、急に家庭内が複雑な環境になってしまいます。そのおかげで家族全体の人間関係もグチャグチャになりますが、でも次第に会話を重ねていく過程で、お互いの孤独を知ります。孤独は自分だけではないという想いやあやめ自身の成長に共感していただけると思うので、この作品を通して家族のドラマと彼女の成長についても注目して観てほしいです」

――藤江さんは、ちょうど彼女と年齢も離れていないだけに、共感するポイントもありました?
「クライマックスで、家族を第一に考えているお父さんの言葉を受け止める彼女の姿を観て感動しました。AKB48からNMB48に移籍が決まった時、いつもはふざけているお父さんに『頑張れ!』と言われて救われたことがあったので、そういう意味ですごく共感できます」



――移籍発表って突然でしたよね。その日に備えて、いつも心の準備をしているのですか?
「していないですよ(笑)。AKBはコンサートの後とかにサプライズをすることが大好きなので、本当にビックリしますよ(笑)。いつもは組閣祭りといって、チーム内だけのシャッフルなのですが、今回は“大”組閣祭りということで、誰かしら移籍がありそうだということはメンバー中で噂していました。発表の時、隣に山内鈴蘭ちゃんという仲がいいメンバーがいて、私たちは移籍ないよねって話をしていたら、ふたりとも移籍になっちゃって(笑)。8年くらいいた場所から離れることになるので、今後大丈夫かなという不安でステージ上で泣いてしまいました」



――8年は長いですよね。それでも移籍して半年。新しい環境での仕事は慣れましたか?
「はい。活動していてめちゃくちゃ楽しい一方、課題もわかって。今の自分にはMCの時のトーク力が足りないことがわかりました。NMB48は大阪が拠点だけあって、皆めちゃめちゃ上手い。流れがいいトークを誰もが披露できるので、私も頑張らないといけないです。皆年下ですが、学ぶことがたくさんあります。天才肌ではないですが、才能豊かな子が多いです」

――ファンの方たちも応援しているとは思いますが、さみしく感じることはないですか?
「一人暮らしを始めて、まだ時間が経っていないですが、たまにすごくさみしくなる時があって、そういう時はすぐお母さんに電話します。愛犬の声とか聞こえてくるけれど、会えない分、その声だけで安心しますよ。元気だ、元気だって(笑)。頑張ろうとも思えますね!」



――最後になりますが、『いつかの、玄関たちと、』を待っている方々へ一言お願いします!
「この映画は家族をテーマに描いているので、広くたくさんの人に観てほしいです。そして、家族を大切にしようと思ってほしいです。いい作品と感じていただけたら、口コミで広めてくださいね!」

映画『いつかの、玄関たちと、』は、10月18日(土)より、テアトル新宿、TOHOシネマズ小田原、ほかにて全国ロードショー!

© 2014「いつかの、玄関たちと、」製作委員会
取材・構成・撮影/鴇田 崇(OFFICE NIAGARA)

この記事の関連ニュース